出版記念インタビューの記事※でご紹介した、ソルクシーズグループのITコンサルタントが執筆した【ユーザー企業側からみたITプロジェクトのノウハウ本】を編集部でも読んでみました。
編集部Bossに「目次※を見て“これは!”っていう項(RULE)を選んで!」とお願いし、選ばれたRULEを編集長である私:れいが読んで紹介しています。
※目次は、インフィニットコンサルティングの書籍紹介ページでご覧いただけます。
出版記念インタビューの記事はこちらでお読みください。
※『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』出版記念インタビュー(20170411)【前編】
※『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』出版記念インタビュー(20170411)【後編】
今回Bossが選んだRULEはコレ。
● RULE05 企画がダメだとすべてダメになる
この項では「スケジュールが一度も遅れることがなく」「当初予算を超過することなく」本番稼動を迎えた“夢のような”プロジェクトの例が紹介されています。
しかし、このプロジェクトの問題は、本番稼動半年後に発覚します。
「企画時の目標:売上げ2倍アップ、が達成できない。それどころか売上げが下がっている!」
企画時に描いた「理想のシステムの姿」を実現することが、システム導入以前にはできていた業務を阻害し、売上が下がり・経費が増える、いう結果を招いていました。
具体的には「見える化」も目標のひとつとしたために、日報入力などに時間がとられ、顧客との商談時間が減ってしまったのです。
企画書が承認され、プロジェクトが始まると、スケジュール管理や予算調整で忙しくなり「この企画書で本当にいいんだろうか」と見直す余裕もなく、破綻に突っ走っていくのみです。
では、企画書作成ではどんなことを明確にすればいいのでしょう?それは「RULE06 企画書の目次はこう作る」で紹介しているので、この記事を読んでいる方には特別にちょっとお教えしますね。
【企画書の目次例】
1. システム再構築の範囲
2. 現状の課題
3. (システム導入に至った)背景
4. 目的と期待する効果
5. システム再構築の方針
6. 要求仕様一覧
7. プロジェクト体制図
8. 導入スケジュール
さらに詳しい説明は、ぜひ本書でご確認ください。
経営会議で承認を通すために“立派な”企画書を作っていませんか?
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・RULE02 ITプロジェクトは人選が運命を決める
・RULE30 社内合意していないRFPは無意味
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・RULE73 その遅延は本当にベンダーのせいか
●『情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』(技術評論社) 4月11日 発売
●本に関する詳しい情報、およびご購入方法は「株式会社インフィニットコンサルティング」の書籍紹介ページでご確認いただけます。