出版記念インタビューの記事※でご紹介した、ソルクシーズグループのITコンサルタントが執筆した【ユーザー企業側からみたITプロジェクトのノウハウ本】を編集部でも読んでみました。
編集部Bossに「目次※を見て“これは!”っていう項(RULE)を選んで!」とお願いし、選ばれたRULEを編集長である私:れいが読んで紹介しています。
※目次は、インフィニットコンサルティングの書籍紹介ページでご覧いただけます。
出版記念インタビューの記事はこちらでお読みください。
※『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』出版記念インタビュー(20170411)【前編】
※『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』出版記念インタビュー(20170411)【後編】
今回Bossが選んだRULEはコレ。
● RULE57 管理者も仕様から逃げない
ITプロジェクトも後半の「システム受入テスト」で起こりがちな問題を提起しています。
システムが思ったとおりに出来上がっていないとき、プロジェクトのスケジュールや予算を調整しなくてはいけない「管理者」と、ベンダーと細かい仕様のやりとりを行う「担当者」の齟齬が発生します。
とにかく忙しい管理者は、「細かい仕様はわからないから、シンプルに言って」「時間がないから30秒で言って」、、、はては「どうしてさっさと修正できないんだ!」と担当者を追い詰めます。
そんな管理者に相談しよう、と思う担当者はいるでしょうか?次第に会話は減り、管理者は実際に起こっている問題を把握できず、結果的にプロジェクトがコントロール不能になります。必要ならば、仕様についても理解する努力をしましょう。
この項では“管理者の姿勢”について述べています。担当者の相談に乗る、といってもすべての細かい問題に首を突っ込め、と著者は言っているわけではありません。担当者にプレッシャーをかけるのではなく、その力を引き出すような姿勢が管理者には必要です。
「担当者があまり相談に来ない」と思っている管理者のあなた。その原因を自分で作っていませんか?
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・RULE02 ITプロジェクトは人選が運命を決める
・RULE05 企画がダメだとすべてダメになる
・RULE30 社内合意していないRFPは無意味
・RULE73 その遅延は本当にベンダーのせいか
●『情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』(技術評論社) 4月11日 発売
●本に関する詳しい情報、およびご購入方法は「株式会社インフィニットコンサルティング」の書籍紹介ページでご確認いただけます。