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編集長日記

第2回 eスポーツ ビジネスEXPO(2023/06/28-30)

編集長日記

東京ビッグサイト東展示棟にて、2023年6月28日か30日にかけて開催された『第2回 eスポーツ ビジネスEXPO』に行ってきました。

2023年の6月には、IOC(国際オリンピック委員会)、ISF(国際競技連盟)、ゲーム会社の連携による「オリンピックeスポーツシリーズ 2023」決勝大会が実施されるなど、注目度が高まっているものの、ビジネスとしては、まだまだ拡大の余地が大きいeスポーツ分野。今回は「LIVeNT (ライベント) 2023)」の中の1専門展として開催されました。

※LIVeNT(ライベント)は、「ライブ・エンターテイメントEXPO」「イベント総合EXPO」「eスポーツビジネスEXPO」の3展から構成される総合展示会です。

今回のEXPOで楽しみにしていたのは、eスポーツの最新情報が学べる「eスポーツビジネスカンファレンス」。

eスポーツ大会プロデューサー、日本eスポーツ連合(JeSU)会長やプロゲーマーの方々を含む8セッションの中から、私:れいが聴講した、現役プロゲーマ―によるカンファレンス「プロゲーマー8年目で見えてきた、eスポーツの現状と課題」の所感をレポートしたいと思います。

カンファレンス「プロゲーマー8年目で見えてきた、eスポーツの現状と課題」

講演者は、eスポーツという言葉が産まれる前からゲーマーとして活動を続けているネモ(根本直樹)さん。

『ストリートファイターV』をメインに活動するプロゲーマーで、JeSU認定プロライセンス所持者。2021年3月まで「Team Liquid」に所属しつつ、スクウェア・エニックス社員としても働く”社会人プロゲーマー”として活動した後、専業ゲーマーへ。

現在はeスポーツ事業や後進育成など活動の幅を広げたいという想いから、GAMING LIFESTYLE Companyとしてゲーム・eスポーツ関連の事業を幅広く行う「ウェルプレイド・ライゼスト」と専属マネジメント契約を結んでいます。

カンファレンスでは、自身が所属するeスポーツチーム「SaishunkanSol熊本」をどのように整備し、強くしていったのかも熱く語っておられました。

企業で働いていた経験から、“好き・憧れ”だけでなく、職業やビジネスという観点からeスポーツを捉えたわかりやすいお話が印象的でした。ネモさんのファーストキャリアはなんとシステムエンジニア。従業員の多くがSEである当社としては、勝手にご縁を感じてしまいました。

講演のトピックで心に残ったのは【eスポーツ選手の課題】【プロゲーマーになるための課題】【eスポーツ選手のセカンドキャリア】の3つ。

それぞれ詳しく述べていきます。

eスポーツ選手の課題

課題として「健康問題(座りっぱなしで同じ動作を続ける)」、「メンタル問題(長時間の集中、プレッシャー)」「(ゲームの)頻繁なアップデート対応」「(チームで活動する際の)コミュニケーション・トラブル」がある、とお聞きした時、「おぉ、SEが抱えてる悩みと同じ!」と、eスポーツ業界とIT業界の共通項の多さに気づきました。

当社が、2022年の7月にeスポーツ関連ビジネスを手がけるグループ会社「eek(イーク)」を立ち上げたときには、「なぜ、ソルクシーズがeスポーツ?!」と思った社員も少なくなかったのですが、IT企業が“ベンチャー”などと呼ばれ、さまざまな障壁を乗り越えてきた経験が、eスポーツビジネスの健全な成長に寄与できる!という気持ちを強くしました。

プロゲーマーになるための課題

「夢は見るが、現実が見えていない選手が増えている」とネモさんはおっしゃいます。プロとして続けていくためにはスポンサーが必要です。

スポンサー企業を見つける前に、若い人たちの最大のスポンサーとなり得るのは親です。ネモさんが講演中に提示した調査結果によると、プロゲーマーになることについて「親に反対されている」と答えた若者は34.5%。新卒向け就職エージェント「career ticket (キャリアチケット)」が2019年に実施した調査で「就活で反対されたことがある」と答えた学生の割合22.7%と比べて高い数値です。

プロゲーマーを目指していることを親に話していない若者も少なくないようです。ネモさんは「親に理解・応援してもらうことの重要性」をeスポーツ専門学校生に伝えているということでした。

eスポーツ選手のセカンドキャリア

「ライフワークは、eスポーツ選手のセカンドキャリア支援」とおっしゃるネモさん。プレイヤーとして収入(賞金)を得られなくなってからの生活を支えるためには、eスポーツ業界の規模を拡大していくことが必要です。

前出の「eek」が運営する『eスポーツ専門の転職・求人サイト』は、それを後押しする形になるでしょう。

今回のカンファレンスに参加して、eスポーツビジネスの健全な発展にソルクシーズグループが関与していく意義を感じることができました。グループ会社「eek」が提供するサービスを始めとして、新たなビジネス創出に取り組んでいくソルクシーズグループにご注目ください。

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