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編集長日記

「Embedded Technology 2018/IoT Technology 2018」(2018/11/14-16)

編集長日記

当グループの株式会社エクスモーション が出展する「Embedded Technology 2018/組込み総合技術展」&「IoT Technology 2018/IoT総合技術展」に今年も行って来ました。

今年の展示会コンセプトは「ET×ET」展。ひとつめのETは、従来どおりのEmbedded Technology=組込み技術、そして今年プラスされたふたつめのETはEdge Technology=エッジ側の基礎技術

エッジというのは、IoT(Internet of Things)のモノ(Things)側のことです。展示会では、インターネットにつながったモノたちに搭載されている技術でどこまでできるのか?にスポットを当て、新しいIoTサービス創出のヒントと機会を提供しています。

自動車、家電などに搭載されることが当たり前になった「組込み機器」は、IoTの浸透によって新しい時代を迎えました。それを象徴するキーワードがエッジコンピューティング。

エッジ側の基礎技術の具体的なものとしては、無線、センサー、組込みAI、、、など。毎回クラウドとやりとりせず、エッジ側でデータを収集・解析・分析・高速処理することで、処理の遅延や通信量の肥大を抑えるエッジコンピューティングに注目が集まっています。

従来から「組込み機器」を制御するシステムの設計コンサルティング、および、組込み機器が使われているIoTシステムのコンサルティングを提供している株式会社エクスモーション のサービスは、エッジコンピューティング時代になって、ますますその必要性が高まる予感。

組込み開発現場における課題を抱えるお客様は「高品質なソフトウェア」「効率的な開発」の実現をサポートするプロ集団:株式会社エクスモーション に、ぜひご相談ください。

 

●展示会ウラ話

ご来場者の対応に忙しいエクスモーションの社員に、すき間を狙って話を聞かせてもらいました。

年1回開催されるこの展示会のタイミングに合わせて「ソリューションガイドブック」をリニューアルするそう。

エクスモーションのコンサルタントがお客様とともに現場で展開している「システム開発手法」「システム検証」の解説や、設計や診断に利用できるツールやトレーニングメニューの紹介、お客様メッセージに加えて、コンサルタント全員の顔写真も付いている充実の63ページ!

サービスメニューやコンサルタントの紹介は、株式会社エクスモーションのサービスサイト でご覧になれますので、ぜひ興味のあるページをご覧ください。

 

●スタートアップ展示コーナー

今回の展示会で、エッジコンピューティングと並んでスポットが当てられていたのがスタートアップ。特設パビリオンが開設され、専門特化した技術を持つベンチャー企業の製品やソリューションが展示されていました。

その中で、展示案内に書かれていた「お酒ハック、って何?」と立ち寄ったのが「合同会社ヤオヨロズテック」が出展していた「ウェアラブル アルコールガジェット」。血中アルコール濃度を計測できるセンサーを腕につけ、そのデータをスマホに送って可視化します。

酔い具合がわかることで、飲みすぎを抑えてお酒を楽しむことができたり、一緒に飲んでいるひととデータをシェアして盛り上がったり、お酒を提供する飲食店でそのデータを利用してお酒の出し方やおつまみを調整したり、、、と『お酒との付き合い方』の可能性が広がりそうです。

まだ試作品段階ということなので、回路がむき出しの基板を見ることができました。

ソフトウェア開発、というと当社のようなSI企業ではPCやサーバ等の汎用的な用途の機器上で動くソフトウェアの開発をイメージしてしまうのですが、組込みソフトウェアは「目的に特化した」機器の基板上で動くプログラムのことです。

前出のエクスモーションがコンサルタントとしてその開発をサポートしている自動車システムにも複数の基板が搭載されていて、CAN(Controller Area Network)でそれぞれの基板がつながっています。

PCをつなぐネットワークをLANといいますが、CANはホストコンピュータなしでコントローラやデバイスが相互に通信できるように設計された規格のことだそう。

IoTの理解がまたひとつ深まりました。

 

●組み込みポータルサイト 【EIPC】

にわか“基板”ファンとなった私は、「もっと組み込みの世界を教えてもらおう」と会場内を散策し、こんなスマホより大きな基板を展示しているブースで足を止めました。

ここは『組み込みポータルサイト EIPC(EMPEDDED IP COMMUNITY)』のブース。
※IP(Intellectual Property):一般的な機能や高度で開発が困難な機能を機能単位でまとめたミドルウェア のこと

EIPC は、組み込み開発に必要な部品や開発パートナーを見つけるためのコミュニティで、富士ソフト株式会社が運営しています。その情報サイトには、世界中の組み込み製品/IPが掲載されていて、掲載企業への問合せも可能です(無料)。

同サイトの『組み込みコラム』には「組み込みソフトウェア入門」「組み込みシステム開発」「組み込みOSとは」「組み込みAI」等、これから組み込みについて学びたい人たち向けのコンテンツも盛りだくさん。

「組み込みソフトウェア入門」記事の最後には、入門用キットも紹介されています。私のように“にわか基板萌え”した方、まずは入門キットで組み込み開発にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

新しいIP情報の登録や新着コラムなど、サイト情報は続々と増えている模様。EIPC、しばらく目が離せません。

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