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イケてる社員カタログ

お客様から表彰されました!現場リーダーの取り組みレポート【後編】

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プロジェクトが始まってから、もう5年になりますね。表彰について聞いたとき、最初は冗談だと思いました。特別なことは、何もしていなかったので」。

お客様の社内表彰で、Kさんが受賞したのは「優秀チーム(PM)賞」。聞いた瞬間は実感が湧かなかったのですが、事実だと知ると、うれしいという思いがこみ上げてきたそうです。

プロジェクトマネージャーというのは、ほめられない仕事ですから。地道な取り組みをしっかり評価していただけたことを感謝しています

2016年に依頼された案件は、通信サービスプロバイダーの申し込み関連システムの開発でした。5社が参加するプロジェクトに、ソルクシーズからアサインされたのはKさんを含む7人。当初はプロジェクトマネージャーが2名いたのですが、途中で1名が抜け、Kさんが全体を統括することになりました。

スタートから2年は、申し込みシステムの機能拡張や顧客情報の修正を手掛けていました。ロードマップ通りで、順調でしたね。

最初のターニングポイントは、データベースとのつなぎ込みのフェイズで、バックエンドまでまかされたことです。Javaのエンジニアを増員することになり、マネジメントの業務範囲が広がりました

Kさんの役割は、お客様との窓口となって要件を検討することと、全体の進捗管理です。問題が発生しそうな領域を早期に把握し、お客様とも状況を共有しながら解決するという進め方を徹底していました。

2つめのターニングポイントは、コロナウイルスの感染拡大によるテレワークシフトです。オフィスで一緒に仕事していたシステムエンジニアの作業が見えづらくなり、プロジェクトの進め方を変える必要に迫られたのです。

毎日、全員でミーティングをして進捗を確認していたのですが、画面共有しながら話を聞いているだけでは、個々の理解度まで把握できませんでした。それぞれの状況をしっかりつかむためには、個別のコミュニケーションを工夫する必要があると感じました

システムエンジニアたちには、「40点の仕上がりでもいいから、早いタイミングで成果物を見せてほしい」と伝えました。やりとりのなかで大事にしていたのは、彼らからの発信を増やすことです。「何を重視して作ったのか」「どうしようとしているのか」。全体も個別も進捗が把握できるようになると、問題がどこにあるかもわかるようになります。

お客様から評価していただいたのは、問題の報告や解決が迅速だったことと、他社のチームにアドバイスするぐらいシステムに対する理解度が高かったことだと思います

その後、別なシステムにおけるエンドユーザ向けの情報画面の開発まで手掛け、プロジェクトメンバーは16人に増えました。テレワークが導入された頃の不安は解消したと語るKさん。

現場のエンジニアたちが気持ちよく仕事できる環境を作れればと考えながら、プロジェクトを進めています」。今後はさらに、担当する領域が広がる見通しです。

現在の目標は、プロジェクトマネージャー候補を育てることと、新しい技術を吸収することです。

fintech、仮想通貨、AI、ロボットに興味があって、いずれはこれらを活用したプロジェクトでも現場の相談に乗れるようになりたいですね。将来的には複数のプロジェクトに関われるマネージャーになりたい

コロナ禍に端を発した苦しい経験と思いがけない受賞の知らせは、Kさんのキャリアにおいて忘れられないターニングポイントになるのかもしれません。

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