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イケてる社員カタログ

DXを推進するソルクシーズのシステムエンジニア奮闘記 ④ゼロから実現した世界初のサービス

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ソルクシーズのシステムエンジニアの仕事ぶりを紹介するインタビューの第4回は、これぞfintech。金融機関向けの最先端サービスを手掛けるFさんに話を聞きました。

ソルクシーズに入社して、6年め。最初に配属されたプロジェクトは、クレジットカード会社のオペレーターが使う運用管理系のツールの構築でした。

その後、カードの発行や審査関連のシステム開発を経験。さまざまな金融サービスを提供する企業のプロジェクトにアサインされてから、Fさんを取り巻く環境は激変しました。

キャッシュレス決済サービスで、個人情報管理や不正送金などの問題が話題になったのがきっかけでした。金融サービスにおいては、利用者の本人確認は最重要課題です。今回は、簡単にいうと、身元を明確にするアカウントをベースとしてIDを発行し、確実に本人確認ができるサービスを構築しました。これまでにはなかった仕組みだと思います

ネットバンキングやキャッシュレス決済が浸透するとともに、さまざまな業界の企業が新たな金融サービスを立ち上げました。そんななかで、新たに同様のサービスを始めようとする金融機関は、自らの商品・サービスを売り込みたいけど、セキュリティの仕組み作りには時間と予算が必要、となかなか厳しい状況です

お客様からは、「早期にリリースしたい。やり方はまかせる」といってもらえました。好きに進めていいとはいえ、ゼロからのスタート。雲をつかむような話で、当初は最終形が思い浮かばなかったそうです。「目標は明確だったのですが、技術的な面がまったくわからなくて。議論が進まず、焦っていたのを思い出します」。スペシャリストが必要と考えたFさんは、斬新なプロジェクトを立ち上げました。

6人のチームで、アジャイル開発手法のスクラムを適用しました。フラットな組織で、それぞれが新たな情報を持ち込んで裏付けを取りながら進めました。

とにかく試行錯誤の連続で、お客様から毎週要望が挙がり、仕様が変わります。大事なのは、フレキシビリティ、コミュニケーション、スピード。従来型のプロジェクトでは、短期間でリリースに漕ぎ着けるのは難しかったと思います

新しいことが大好きなので、楽しかったというFさん。「金融機関としては、アプリは使いたくない。保有しているユーザーIDをそのまま使って、本人確認をできるようにしたい」などの要望が出てくるたびに、新たな技術を検討・導入して解決していきました。

胸を張って、最先端といえるサービスになりました。おそらく世界初、他に類を見ない仕組みです

貴重な経験を積むことができたというFさんは、新たな目標に向かって歩き始めています。「システムに関するすべてのことを経験したい。すべてを理解しないと、最適化できないので」。最近、興味があるのはシステムアーキテクチャー。アプリだけでなく、インフラまわりについても、技術と知識を深めたいそうです。

このプロジェクトに関わったソルクシーズの社員は、自分ひとりでした。好きにさせてくれる会社ですね。デジタルトランスフォーメーションに関わりたいと、ずっと思っていました。今、こんな仕事に携われてよかったと実感しています

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