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ITトレンドレポート

最近話題のワーケーションとブレジャー、ニーズ急増ってホント?

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旅行先など職場以外の場所で業務を進める「ワーケーション」と、出張先でそのまま余暇を過ごす「ブレジャー」。どちらもテレワークの浸透にともない、さまざまな業界から急速に注目を集めている新しいワークスタイルです。

国が積極的な普及・促進活動を進めていることもあり、取り上げる記事が増えているようですが、肝心の働き手からのニーズは本当に高まっているのでしょうか。ワーケーションとブレジャーのニーズと、マーケットの展望についてレポートしていきます。

まず働き手からのニーズについては、「We’ll-Being JAPAN」が2020年8月に行った調査が参考になります。これによると、テレワーク導入企業の会社員のうち62%が「ワーケーション制度に興味がある」と回答しています。テレワークが浸透し、自宅で働くようになった人が増えるなかで、「せめて働く場所と気分だけでも変えたい」という声が多いようです。

ワーケーションに期待することやメリットとしては、「リフレッシュによる生産性の向上」「家族との時間やプライベートな時間が確保しやすくなる」「長期休暇により旅行に行きやすくなる」といったところが主な理由となっています。

これらの声からも、ワーケーションとブレジャー双方の特徴である「柔軟な働き方」に魅力を感じる会社員が多いことがわかります。その他にもモチベーションアップ、業務効率の向上、新たなアイデアの創出といったメリットがありそうで、社員だけでなく企業にもメリットの大きい制度といえるでしょう。

休暇の時期が分散化されれば、コロナ禍における感染拡大防止につながるという観点から、国も意欲的に普及活動を行っています。受け入れ先として積極的に誘致を行っている地域・宿泊施設は、ワクチン接種の拡大とともに増えていくものと思われます。

テレワークが働き方改革の一環としてさらに普及していくことを考えると、ワーケーションとブレジャーはますます拡大していく可能性が高い市場です。株式会社矢野経済研究所による国内ワーケーションの市場規模予測では、2024年度には1704億円に、2025年度には3622億円にまで成長すると見込まれています。

期待感が高まる一方で、労務管理のしにくさや、労災などの制度の未整備などが足かせとなって、ワーケーションやブレジャーの導入に踏み出せない企業も少なくありません。導入してから、リゾートに出かけたシステムエンジニアの進捗管理がしにくいプロジェクトマネージャーが顔を曇らせる…といった状況が日本じゅうで勃発するかもしれません。

企業としての生産性向上と働き方改革の間に生じるギャップを、経営陣と管理職がいかに解決していくか。ワーケーションとブレジャーのマーケット拡大においては、こういったことが重要なキーポイントになっていくはずです。

最後に、二句ほど。

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