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ITトレンドレポート

DX推進で成長、しかしクラウドとAIはリスク どうなるSIer!成長する企業の条件とは?

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金融・通信業界などの領域でのDX推進、官公庁のシステム刷新といった大規模案件の増加、ユーザー企業のIT人材採用難、2025年の崖問題などを背景に市場が拡大しているSIer。AIやクラウドが話題になり始めた頃は、「システムの内製化や社内運用の増加で、今後はニーズがなくなるのではないか」とSIerの将来性を疑う声もありました。

しかし近年になって、ユーザー企業のIT人材不足が深刻化するとともに、多様なプロジェクトを組成できるSIerが見直されています。DXやクラウド関連の大規模案件が増えたこともあり、売上を伸ばしている大手・中堅のSIerが多く、顧客の新サービス開発などを手掛ける会社が目立っています。

そんななかで、成長するSIerには、どのような特徴があるのでしょうか。この記事では、成長する期待値が高いといわれるSIerの特徴を解説していきます。

現在、プロジェクトの幅を広げているSIerのひとつ目の条件は、特定の業界・領域に強いこと。

顧客満足度の高い「かゆいところに手が届く」システムを開発するためには、その業界のビジネス構造や課題・業務についての深い知見が欠かせません。そのため特定の業界に特化した実績が豊富なSIerは、それだけで競合他社との差別化がしやすく、顧客層を広げていくことができます。。

とくに金融業・製造業・医療・官公庁などは、今後もシステム開発のニーズが拡大していく可能性が高かったり、案件の規模が大きく内製化が難しかったりするので、将来性のある業界といえるでしょう。

加えて有望なのが、AI・データサイエンス・IoT・クラウドといった高度かつ先端のテクノロジーに強いSIer。これらの技術や知見を用いたシステム開発は、AIやツールなどでの代替が難しいうえにスキルを持った人材が不足しているため、内製化がとくに難しい領域です。

また、企画・設計や要求仕様の取りまとめなど上流工程の実績・ノウハウがあるSIerも、今後は成長が見込まれます。

SIサービスは、クライアントから直接仕事を受注する元請けの下に、二次請け・三次請けの企業が連なる「多重下請け構造」になっています。下請けの企業は顧客のニーズを把握しにくく、大規模なプロジェクトマネジメント経験がある人材やスペシャリストを育成できない会社も多いため、受注する案件の幅を広げるのが難しくなります。

そのため上流から下流までの一連のプロセスをトータルで対応できるか、長年の経験に裏打ちされた確かな技術力があるかは、SIerの将来性を左右します。いずれ上流工程に携わりたい人は、学習環境が整備されているかどうかも、企業と自らの将来性を見極めるポイントになるでしょう。

さらに、SI事業での知見・経験を活かした自社開発のサービスを展開している企業であれば、中長期的に安定した経営が維持できるでしょう。たとえば社内の汎用的な業務をサポートするクラウドサービスなどのニーズは、これからさらに高まるでしょう。

裁量権が大きく高度なスキルが求められる自社開発業務は、やりがいや将来性から、エンジニア人気も高め。結果として優秀な人材が集まりやすいという好循環をもたらします。

以上、成長するSIerの条件について解説をしました。

ソルクシーズグループも、近年の技術やニーズの変化をふまえて、SIビジネスと自社開発のストックビジネス、コンサルティングなど多様なサービスを展開しています。

専門領域に特化した複数のグループ会社が、AI・IoT・クラウド・CASE・FinTechなどの幅広い技術領域をカバー。とくに金融・通信・官公庁・製造業・自動車といった、成長領域のシステム開発に強みがあり、長期・優良案件を豊富に抱えています。

企業向けのクラウドサービス「Fleekdrive」や、オンライン学習プラットフォーム「Eureka Box」、高齢者の見守り支援サービス「いまイルモ」、教習所DXサービスなど自社開発のソリューションも数多く展開中です。昨年は、生成AIを活用したソフトウェア開発の要求仕様添削ソリューション「CoBrain」もラインアップに加わっています。

多岐にわたる事業戦略の展開により、2023年度の売上高も前年度比13.6%増と順調に成長しました。業務の最適化・効率化や教育システムの充実化など、エンジニアの働きやすさを重視した環境づくりもソルクシーズの特徴のひとつです。「3年の離職率9.6%」「平均勤続年数15年」と、長期間勤めるエンジニアが多い会社です。

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