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ソルクシーズの歴史発見①「ロボット史」

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ソルクシーズの足跡をさまざまなテーマを軸に語っていく歴史発見シリーズ。記念すべき第1回めは、ソルクシーズの「ロボット史」を振り返ります。

ソニーの「aibo」や、ホンダの二足歩行ロボット「アシモ」が話題になってから20年。当時はアニメや映画の主人公だったロボットは、今やすっかり身近な存在になりました。

ソルクシーズには「事業戦略室」という部署があり、既存のSI開発の枠におさまらない新たなシステムを生みだすための研究・開発に取り組んでいます。

事業戦略室が2016年2月に購入したのは、個性を学習するパートナーロボットunibo(ユニボ)でした。法人向けのデベロッパーモデルでは、Node-REDというプラットフォームをカスタマイズした開発環境「スキルクリエイター」を活用できたので、さまざまなスキルの開発や既存システムとの連携にトライしました。

エントランスで社員を呼び出す受付業務をまかせられるのか。勤務表の入力サポートはできるのか。会議室予約システムを開発してはどうか…。

2018年5月には、unibo公認デベロッパー※ にも認定され、uniboに関連する開発案件の紹介を受けられるようになったのですが、AIRPAの技術が進化したため、そちらに軸足を移すことになりました。現在、unibo本人は、備品ロッカーでお休み中です。
※2021年10月末で公認デベロッパー認定も解除されます。

 

一方、ビジネスにおいてロボットが活用されるようになったのは、2017年でした。当時、リリースされたのは、「いまイルモPaPeRo i」。高齢者見守り支援システム「いまイルモ」にコミュニケーション機能をプラスして、サポートできるメニューを増やそうという試みです。

いまイルモ」の販売を開始したのは、さらに遡ること4年前の2013年8月。当時、政府が掲げていた「ロボット介護機器開発5ヵ年計画の実施」を受けて、介護事業者の負担を減らすために開発が始まったという経緯があります。

簡単なあいさつや声がけに加えて、薬を飲む時間をリマインドしたり、部屋の温度や明るさのアラームを鳴らしてくれたりする「いまイルモPaPeRo i」。家族の言うことを聞いてくれない高齢者でも、かわいいロボットにたしなめられると、心を開いてくれることもあるそうです。

さらにソルクシーズでは、ロボットレンタル事業による社会貢献も行っています。

背景にあるのは、若者が情報技術に接する機会をつくるために厚生労働省がスタートした「ものづくりマイスター制度」です。この育成事業の理念が、ソルクシーズの経営目標「ストック型ビジネスの強化・拡大」と合致していたため、業務の一端を担うことになりました。

実際にソルクシーズが行っているのは、小学生向けの実技指導で使うロボット「NAO」のレンタルとメンテナンス。子どもたちが豊かな将来を築いていく学習の一助となっています。

2020年4月には、プログラミング教育が小学校で開始されたことを受け、小学生向けのプログラミングワークショップも実施。ロボットを動かす体験を通じて、ゲーム感覚で楽しくプログラミング的思考を学ぶことができます。

こうして振り返ってみると、ロボットはソルクシーズの事業と切っても切り離せない関係にあるようです。AIが当たり前に活用される時代になり、そう遠くない未来に、日常生活のさまざまな場面でロボットが活躍するようになるかもしれません。ソルクシーズは、これまでの知見を活かして、今後もロボットを活用した新たなサービスの開発に携わっていきます。

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