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はばたけソルクシーズグループ

担当者に聞いた!運行管理者のeラーニング「Kojiro-運管」ができた理由

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株式会社ノイマンのeラーニングシステム「Kojiro」が生まれたのは2013年。塾に通う学生の基礎学力向上をめざすシステムとして開発され、「4択にテンポよく回答していくので、わからない問題で手が止まらない」「学習の進度や弱点を把握しやすい」と、講師・生徒の双方から好評でした。

このシステムをSPI対策に応用した「Kojiro-SPI」も、「クイズ形式なので、楽しみながら学べる」「すきま時間を活用して、スマホでチャレンジできる」といった声をいただいています。
2019年12月に、新たにリリースされたKojiroシリーズの第3弾は「Kojiro-運管<貨物>」。

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学習画面イメージ例1:法律別に習得度を把握

運送業やバス・タクシーなど、自動車関連事業における運行やドライバーの管理に関する国家資格「運行管理者」の取得をめざす人のための学習システムです。

Kojiroというベースがあるから簡単に開発できると思われそうですが、構想から完成まで2年3ヵ月かかったんです」と語るのは製品担当のMさん。最も大変だったのは「設問と解説をいかに充実させるか」だったそうです。

運行管理者の資格取得サポートに取り組むきっかけは、同社が提供している、教習所の学科試験に対応したeラーニングシステム「MUSASI」の取引先から試験の存在を知らされたことでした。

4択式というKojiroのシステムと試験の回答形式の相性がよい、と思ったのがサービス化の最大の決め手でした(Mさん)」。

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学習画面イメージ例2:試験と同じ4択形式

従来のKojiroシリーズは学生がターゲットだったため、挫折させない工夫が必要だったのですが、資格取得という高いモチベーションがある層に対するサービスというのも魅力だったそうです。

ポイント獲得など、楽しませる仕掛けに注力しなくてよければスムーズに開発できるはず、と思いきや、想像以上に大変だったのは学習効果を高めるためのコンテンツ制作です。

4択の問題に答えて不正解なら、解説はもちろん道路運送法などの法令もチェックしたくなるもの。1200に及ぶ設問を作成したうえで、それぞれの正解を表示する画面からポイント解説と法令を呼び出せるようにするのに時間がかかりました。

昨年の5月にパイロット版が出来上がり、初心者向けの検証としてノイマンの社員2名にKojiro-運管<貨物>で勉強して、試験を受けてもらったのですが、両名とも落ちちゃったんです。3人にひとりしか受からない試験とはいえ、これはマズイと緊張感が高まり、過去問題や解説を詳細に見直しました(Mさん)」

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資格取得実績がある自動車教習所での利用モニター協力も得て、完成したのが2019年12月。内容を見直した甲斐あって、モニターの試験合格率は平均をはるかに超える66.9%

標準版8800円、直前版4800円※ と競合サービスに対して価格を抑え、手軽に学べるKojiroならではの新たな学習システムを世に送り出すことができました。
(※価格は記事公開時の金額)

お世話になっている教習所に、IT技術と教材開発の実績を評価していただいたからこそ、実現したプロジェクトだと思います。いかにスピーディーに提携先を増やすかが成功を左右する、と考えています」。

サービスの仕上がりには自信があると語る製品担当のMさんにとっては、これからが本番です。「Kojiro-運管<貨物>」に興味がある方は、ノイマン公式サイトでサービスページをご確認ください。

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