「昨年の新人は2人とも、現在はテレワーク。昨年は、現場に出ることもあったけど、今は週1回だけ出社して、4日はオンラインというペースですね。テレワークでも、仕事は覚えられるかもしれないけど、人間関係を築くのは難しそうですね」
新人たちの成長を気遣う山岸部長。「PC画面越しのコミュニケーションは、お互いの熱量が伝わらない」のが悩みどころだそうです。
集中連載「部長が語るソルクシーズが求める人材」のインタビューは、証券FinTechビジネス部の山口部長、証券ソリューションビジネス部の新井部長、産業第一SI部の金原部長に続いて、4人めとなります。
「新人は男女1名ずつ。男性の方は、最初の頃に先輩たちから指導を受けられたので、いい立ち上がりだったと思います。その後、テレワークになったので、作業の進捗は案外スムーズですね。女性のほうは、早くからテレワークになったので、まだ遠慮がちかな。組織への帰属意識を育てるなら、工夫が必要とあらためて感じました」
ソルクシーズのプロジェクトはチームワークを重視しており、効率よく仕事を進めていくうえで、コミュニケーションは重要です。「プロジェクトごとにLINEがあるので、そこでしっかりやりとりできるようにしています。オンライン歓迎会、忘年会もやりましたね」。
新人には必ずトレーナーがついて、作業指示と仕上がりの確認を丁寧にやってはいるものの、自主性や学習意欲があるかないかで、成長度合いに大きく差がついてしまうようです。
「求める人材は?といわれると、コミュニケーションという答えになってしまうのですが、“自分から”ということが重要です。わからないことに出会ったとき、自分なりに何とかしたいと思って、考えたことをまとめて積極的に聞いてくる人と、ずっとひとりで悩んだ結果わからずじまいという人では、ひとり立ちするまでのスピードが変わってきますよね」
仕事に向かう際の心構えも、早いうちに教えてあげたいという山岸部長。システムエンジニアとしてやっていきたいという気持ちがあるか、自ら仕事を成し遂げたいという意志があるかが重要と考えているそうです。
コミュニケーション力、積極性、目の前の仕事を何とかしたいという意志、自分なりの目標。
新卒採用で求められる人材について話した後、「キャリア採用は?」と聞くと、違う切り口の答えが返ってきました。
次回の「後編」では、中途入社のメンバーに求めることと、ソルクシーズのシステムエンジニアとして大事にしてほしいことについて語ってもらいます。