ソルクシーズグループは、Fintech、AI、IoT、CASE、クラウドといった新しい技術を活用しながらデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、SDGsが提案する持続可能な社会の実現に貢献しようとしています。
SDGsレポート前編では、ソルクシーズグループのSDGsに関する全体像を紹介しました。後編では、グループ企業の具体的な取り組みについて紹介します。
コロナ禍以降、テレワークが急速に浸透し、安全で快適なテレワーク環境を提供するFleekdriveのサービスが注目されました。テレワークを進めていくうえで最も重要なのは、業務システムやファイルのセキュリティと、スムーズで的確な情報共有です。
Fleekdriveは、単純なファイルの管理や共有だけでなく、チャットを活用しながらリアルタイムでファイルを共同編集するなど、コミュニケーションの活性化も実現できるツールです。
組織で管理するファイルに関する日々のルーティンを自動化することで業務効率化にも貢献。高いセキュリティと使い勝手のよさが評価され、最近2年でユーザー数は約2倍に増加し、10万を突破しました。
テレワークの普及に伴い、さまざまなニーズが顕在化しているなかで、新機能の開発も推進しているFleekdrive。SDGsの目標9「産業や技術革新の基盤」に貢献しつつ、BCP(事業継続性)を支援できるシステムをめざしてサービスのクオリティを高めています。
SDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」にコミットしているのは、IoTを使った予知保全システムや山岳トンネルの安全対策・省エネ制御システムを開発・提供しているイー・アイ・ソルです。
製造メーカーや建築業界などでニーズが高まっている予知保全システムは、生産ラインや工事現場などに音や振動、電流、湿度、速度などを計測できる多様なセンサーを取り付け、データを収集するシステムです。
キーとなるターゲットを絞り込み、精度の高い数値を取ることで、人間の感覚に頼らない現状分析を実現。機械の故障や不具合の発生を事前に検知できれば、突発的な生産ラインの停止を未然に防げるので、不要なエネルギーやコストを使わずにすみます。
また、山岳トンネルの安全対策・省エネ制御システムは、トンネル工事に必要な情報・状況の「見える化」を実現。酸素濃度や粉塵等の環境計測、電力のデマンド監視などの作業工程を自動認識し、安全な工事をサポートしています。自動制御によって節電できれば、環境負荷は20%減るといわれています。
多機能センサーによって、離れて暮らす方や介護が必要な方の暮らしをそっと見守ることができる高齢者見守り支援システム「いまイルモ」。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」を達成すべく、センサーやシステムのクオリティ向上に取り組んでいます。
IoT技術を使い、部屋に取り付けられたセンサーが照度や温度、湿度などを計測し、人の動きも感知。集めたデータから日々の行動が「見える化」できるため、異常にいち早く気づき対応することができます。
カメラでの監視ではないため、プライバシーに配慮しながらそっと見守ることができるのも魅力。独り暮らしの高齢者を見守りたい家族だけでなく、病院、介護施設や訪問介護の現場などで利用されています。
組込みソフトウェア開発のコンサルティングを柱とするエクスモーションが貢献しているのは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットとなっている「地球に優しいモビリティ社会づくり」です。
自動車業界では、「Connected(コネクティッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared & Services(カーシェアリングとサービス)」「Electric(電気自動車)」の頭文字をとった「CASE」に関連する技術が注目されています。
メーカーが抱える課題の解決や、生産ラインの効率化にパートナーとして関わることによって、環境負担が少ないクルマ社会の実現をめざしています。
SDGsの目標へのコミット、デジタルトランスフォーメーション(DX)ビジネスの推進は、ソルクシーズにとっても新しい挑戦です。
新たなサービスを開発するためには、技術やノウハウがあるシステムエンジニアの採用・育成が欠かせません。経験を活かして業界の改革に取り組みたい方、新たなビジネスにチャレンジしてみたい方は、ソルクシーズのキャリア採用サイト をぜひご覧ください。