コロナ禍によって、多くの企業の部活動や社内サークルが、活動を自粛したり制限したりしていたのではないでしょうか。社内の横のつながりを大事にするソルクシーズは、部活動が会社公認で活動費が補助されます。
11月に来期の予算を決める会議があり、部長(野球部とか英語部とかの部長です)と総務担当者が集まって活動計画の共有と費用の割り振りを行っています。こんなふうに書くと、予算の取り合いをイメージする人もいそうですが、会議は和やか。「ウチは減ってもいいから、活動場所の利用費がかさむ部を増やしてあげて」といった声もあります。
長年、部長をやっている社員もいるので顔見知りが多く、助け合いの心が場に溢れています。町内会のようなまったりとした雰囲気も、ソルクシーズらしさといえるのかもしれません。
さて、そんなソルクシーズも、昨年までは休止している部もありました。ゴールデンウイークや夏休みに出かける人が増えた2023年は、会社の部活動も再開モードです。それぞれの部に活動を振り返ってもらうと、スムーズに活動を始めた部とエンジンがかからなかった部に分かれました。
難しかったのは、チームスポーツです。フットサル部が「スポーツ施設の抽選が大変で、コートが取れなかった」といっているのは、ワールドカップで日本代表がドイツやスペインに勝ったからでしょうか。野球部は、コロナ禍のなかでメンバーのライフスタイルが変わってしまい、月に1度の練習や大会に参加できない社員が増えたようです。
それぞれ、「来年は積極的にメンバーを集め、新しいグラウンドを確保して活動を充実させたい」といっているので、大会の戦績に期待しましょう。
運動部のなかで、最も盛り上がっていたのはゴルフ部です。7月には、448チームのエントリーがあったRELO CLUB全日本企業対抗ゴルフトーナメント「リクルートCUP 2023夏季団体戦」に参加。北関東予選で、39チーム中34位だったそうです。
9月に開催した「第47回ソルクシーズゴルフ部コンペ」は、3年9ヵ月ぶりの社内イベント。元社員2名を含む12名が千葉のコースに足を運びました。来期は、「全日本企業対抗ゴルフトーナメント」への参加とソルクシーズゴルフ部コンペを継続しつつ、1泊2日の合宿を検討しているそうです。
ゴルフ部の課題は、「高齢化による部員の減少」。今年も2名が卒業し、コンペの参加者が集まりにくくなっています。若手部員を確保するべく、初心者向けのゴルフスクールの受講料を活動費から捻出し、勧誘を強化しているとのこと。強引に口説こうとせず、メリットを明確にして声をかけるあたりは、IT企業です。
ソルクシーズの部活総括の次回は、文化部編をお届けします。オンラインで活動を続けられそうな文化系は、コロナ禍をうまく乗り越えて盛り上がっている部が多いようです。