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ソルクシーズで働く人々

システムエンジニアに聞いた「常駐のいいトコ・いやなトコ」【後編】

ソルクシーズで働く人々

客先常駐のシステムエンジニアは、自らの働く環境やワークスタイルについて、どんなことを感じているのでしょうか。

前編】で紹介したSさんとTさんは、「役員や直属の部長がいる自社のほうが緊張するかも」「自社では出会えない人たちと話せて、さまざまな知見を得られるのがいい」と、常駐の魅力を語ってくれました。

今回、話を聞いたインフラ系システムエンジニアのIさんは、彼らとは違う視点で客先常駐の良し悪しを挙げています。

自社より、お客様のオフィスのほうが気を遣う」というIさん。金融系の企業のサーバーメンテナンスや運用保守を行うプロジェクトでサブリーダーを担当し、メンバーやお客様とやりとりする機会が多いのも、気配りが大事と考える理由のひとつなのかもしれません。

やっぱり、常駐先はお客様の社員の方がいるところなので、気を遣います。自社とは違って、普段から気をつけなければいけないことがいろいろあると感じながら働いています

常駐のよさについて聞くと、先の2人と同様に「何かあったとき、すぐに話ができる」という答えが返ってきました。

テレワークに憧れはあるけれど、オン・オフの切り替えが得意じゃないので、出勤のほうがいい」というIさんは、一緒に働く人たちが見えるのがメリットといいます。

テレワークと違うのは、先方の社員もプロジェクトのメンバーもみんな出勤してるので、誰が忙しそうか見ればわかるところですね。何かあったとき、すぐ聞きにいけるのが、この環境のよさなんじゃないかなと思います

全員がフルタイムで出勤しているチームのコミュニケーションは活発で、何でもすぐに直接確認するのが当たり前になっているとのこと。「テレワークか出勤か」の二択は、やりとりが多い仕事か個人作業中心かで、変わってきそうです。

続いて、常駐は微妙と思うことについて聞くと「通勤時間」。入社当時は会社の寮に住んでいたIさんは、携わるプロジェクトの変更によって、通勤時間が15分から1時間以上になった経験があります。

「今選ぶなら、本社勤務と客先常駐のどちらですか?」と聞くと、「お客様のオフィスの近くに引っ越したので、本社といわれると困るかもしれないですね」。

短期間のプロジェクトに関わったことがあるエンジニアのみなさんは、この話に大きくうなずくのではないでしょうか。

現在の常駐先の仕事は、ワークライフバランスが取りやすく、満足しているそうです。

時間管理がしやすくて、働いていてつらいと思ったことはないですね。好きなアーティストのライブが趣味と周囲に伝えてあって、チケットが取れたら仕事を調整して楽しんでいます

3人のエンジニアが客先常駐のメリットとして挙げたのは、「他社の方々との交流から得られる知見や学び」「システム開発やインフラの仕事のみに集中できる」「立場が違う複数の人と直接話せる環境」です。

一方、デメリットは、「自社サービスのように工夫ができないことがある」「プロジェクト変更やお客様のオフィス移転で通勤時間が変わる」「積極的に情報を取りにいかないと、自社の状況がわからなくなる」。

そしてもうひとつ、「ソルクシーズのきれいなオフィスを満喫できない」という声もありましたが、それは置いておきましょう。

顧客志向が高くてサービス精神がある人、好奇心旺盛で何でも吸収しようとする人、コミュニケーションが好きな人は、客先常駐で力を発揮できるタイプです。

とはいえ、できればほどよい期間のプロジェクトがいいですね。

短期間のプロジェクトが続くと環境に適応するのが大変で、あまりに長期だと新しい技術や仕組みに触れたくなります。

これは常駐がどうこうではなく、Sierのシステムエンジニアが抱える共通の悩ましさなのかもしれません。

やりたい仕事をやれるだけやって、次のプロジェクトも自分で選びたい…。これってわがまま?

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