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ソルクシーズで働く人々

管理職51人に聞いた「コロナ時代のエンゲージメント」【前編】

ソルクシーズで働く人々

コロナウイルス感染拡大による初めての緊急事態宣言から、1年3カ月が経ちました。いち早くテレワークを導入したソルクシーズは、月に2~3回しか出社しない社員も当たり前にいる会社になりました。

会議はオンライン、雑談もオンライン。組織を束ねる管理職やプロジェクトマネージャーは、テレワーク下でも社員の仕事ぶりに著しく影響が及ばないように、さまざまな工夫をしています。

営業の状況やプロジェクトの進捗なら、オンライン朝会などで確認・共有することができます。悩ましいのは、「直接会う時間が減るなかで、組織やプロジェクトと社員のエンゲージメントをいかに高めるか」です。

エンゲージメント…直訳すると「約束、契約」。最も身近な言葉は、結婚する際に男性が悩む「エンゲージリング」ですね。組織・人事においては「会社と社員のめざす方向が一致しており、お互いに貢献できている状態」という意味で用いられる言葉です。

エンゲージメントを高めるためには、組織と個人の信頼関係が重要です。「会社の方針がわからない」「組織にヴィジョンがない」といった愚痴を吐き出したくなる人がいるから、新橋や歌舞伎町にあれだけの数の居酒屋があるわけです。

社員のモチベーションを高めるために必須となるのは、日々のコミュニケーション。組織の規模が大きくなるほど、マネージャーの悩みも深まります。

前説が長くなりました。本題に入りましょう。このたび、ソルクシーズの管理職51人に、「組織と社員のエンゲージメント強化のためにやっていること」を聞いてみました。「はい」が34人、「いいえ」は17人。3人に2人は、コロナ禍以降のテレワーク体制のなかで、何らかの策を講じています。

多くのマネージャーが注力しているのは、「チームメイトや先輩・後輩、リーダーと新人などの横のつながりで生まれる学びや信頼関係をいかに担保するか」です。例えば、Zoomの常時接続。プロジェクトチームごとに、業務のためのやりとりをする場とは別にブレイクアウトルームを設け、相談や雑談をできるようにしています。

日々の朝会、夕会、定例の部会といったコミュニケーションの場と、業務の進捗やスケジュールを「見える化」するツールの連携は最重要タスク。

一方、それぞれの場の役割・目的を明確にしないと、目の前にある業務直結の報告・連絡・相談と、視点を変えたカジュアルな会話のメリハリが効かなくなります。

ちなみに、「いいえ」と答えた管理職の共通項として、「コロナ禍以前から、チームのメンバーがお客様のオフィスに常駐しており、リモートの組織マネジメントのスタイルができていた」「少人数の組織で、密にコミュニケーションを取れていた」など、変化が小さかったという面もあるようです。

急激な変化は、組織も人も育つチャンスなのかもしれません。

次回の【後編】では、新たな場や約束事を導入したマネージャーたちが、組織運営や配下の社員とのコミュニケーションにおいてどんな工夫をしているのかを紹介します。

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