未経験からシステムエンジニアをめざすために知っておきたいIT用語をレクチャーする本シリーズもいよいよ最終回。【後編】では【前編】【中編】と同様に、システムエンジニア必修のIT用語についてわかりやすく解説しつつ、ソルクシーズグループの取り組みについても簡単に紹介します。
これまでの記事を読みながら「システムエンジニアをめざしたいというモチベーションが高まった」という方は、ぜひ本記事も最後までチェックしてくださいね。
- テスト(単体/結合/総合/運用)
プログラミングが完了したあとで「不具合・エラーなどの意図しない動作がないか」「負荷・セキュリティ・操作性などに問題がないか」といった観点からシステムをテストするのもシステムエンジニアの役割のひとつです。
テストは、大きく分けると「単体テスト」「結合テスト」「総合テスト(システムテスト)」「受け入れテスト」「運用テスト」の5段階があります。
「単体テスト」は作成した各プログラムが要件定義の基準を満たしているかチェックするもの。「結合テスト」は複数のプログラムがうまく連携するかを確認するものです。そのうえで、すべてのプログラムを結合しても問題がないか、アクセスへの耐久性や処理速度などをテストするのが「総合テスト」になります。
「受け入れテスト」は、システムの発注者が、依頼した通りに構築されているかを確認するための工程です。これをクリアした後、最終的に開発したシステムを実際に業務に取り入れられるか、実用面に問題がないかを「運用テスト」で確認してテストは完了となります。
それぞれのチェックで問題があれば修正し、不具合がなくなったらようやくシステムの完成です。
- クラウドコンピューティング
「クラウドコンピューティング」は、インターネット経由でアプリケーション、データベース、ストレージなどの各種サービスを利用できる仕組み。「クラウド」とも呼ばれます。
クラウドを利用すれば、ユーザーはサービスを使うためにわざわざハードウェア・ソフトウェアを購入したりインストールしたりする必要がありません。サービスを利用するためのアカウントさえ持っていれば、複数のコンピュータからいつでもどこでも利用可能です。
仕事で利用するさまざまなデータやシステムをクラウドで管理・保管すると、データの共有や各種業務が格段にスムーズになります。IT業界にとどまらず、多くの企業のニーズが高まっているサービスです。
ソルクシーズグループも、「Fleekdrive」というファイル共有・管理のクラウドサービスを提供しており、数多くのクライアント企業から評価をいただいています。
- SI・SIer
「SI」は「システムインテグレーション」の略で、コンサルティング・設計・開発・運用など、ITシステムに関わる業務全般を受託するサービスのこと。SIサービスを提供する企業を「SIer(エスアイヤー=システムインテグレーター)」と言います。
国内の企業・組織の多くはIT人材の不足が深刻化しており、自社の人材だけでデジタルトランスフォーメーションを進めることができないのが現状です。そんななかで、従来はシステム開発や保守・運用をメインとしていたSIerがDX推進のコンサルタントなどを請け負い、サポートの幅を広げるケースが増えています。
ソルクシーズグループでは、SIビジネスと自社開発のサービスによるストックビジネスを両輪で展開。金融・小売・官公庁・製造など、さまざまな業界・領域に多様なサービスを提供しています。
システムエンジニアとしてIT業界で活躍したいとお考えの方は、ぜひソルクシーズの採用ページをのぞいてみてください。文系出身や未経験の方も大歓迎。チャレンジ精神と、コミュニケーション能力を兼ね備えた人材を随時採用しています。