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ITエンジニアのお仕事&キャリア

文系・未経験からシステムエンジニアをめざすための「IT用語事典」2022【中編】

ITエンジニアのお仕事&キャリア

文系出身者・未経験者がシステムエンジニアをめざすうえで、最低限知っておきたいIT用語をレクチャーする3回シリーズ。【前編】では「ハードウェア」「ソフトウェア」「ネットワーク」「サーバー」「要件定義」「基本設計」「詳細設計」などの用語について解説しました。

【中編】では、「UI」「CUI」「GUI」「プログラミング言語」「ソースコード」「フレームワーク」など、システムエンジニアをめざすなら必ず押さえておきたい用語の意味を紹介していきます。

 

  • UI・CUI・GUI

「UI」は「ユーザーインターフェース」の略で、ユーザー(利用者)とシステムの接点(インターフェイス)を意味する言葉です。Webサイトにおいては、「サイト全体と、画面上に表示されているさまざまな機能の見え方」と理解すればいいでしょう。代表的なUIの種類には「CUI」と「GUI」があります。

「CUI」は「キャラクターユーザーインターフェース」の略。キーボードで文字列を打ち込むことでシステムを操作するタイプのUIを指します。システム側の情報もすべて文字列で表示されるのが特徴です。

「GUI」は「グラフィカルユーザーインターフェース」の略で、画面上に表示されたグラフィックを操作するタイプのUI。直感的な操作ができるため、現在は身近なコンピューターの多くで採用されています。

UIにどのようなデザインを採用するかは、サービスの使い勝手を左右する重要なポイントです。とりわけWeb系のエンジニアは、最適なUIを設計するスキルを求められます。

 

  • プログラミング言語・ソースコード

「プログラミング言語」はコンピューター専用の言語。Java、PHP、Python、JavaScript、C#、C++などのプログラミング言語を使って、コンピューターに指示を出すことで、システムやプログラムを意図した通りに動かすことが可能です。

ちなみにプログラミング言語で書かれたプログラムの文字列は「ソースコード」と呼ばれます。

システム開発では、基本設計・詳細設計を終えたら、プログラミング言語を利用してシステムを構築していきます。

実際にプログラミングを行うのはプログラマーの仕事です。システムエンジニアは、設計通りのシステムを構築するためにプログラマーに指示を出したり、進捗管理などのマネジメントを行ったりします。

プログラマーがいれば、システムエンジニアにプログラミングの知識・技術はまったく必要ないかというと、そんなことはありません。顧客に最適なシステムを提案したり、プログラマーに的確な指示を出したりするために、むしろ必須のスキルです。

 

  • フレームワーク

各プログラミング言語にはそれぞれ「フレームワーク」が決まっています。フレームワークとは、システム開発の基本となる機能がまとまった枠組みを指す言葉です。

フレームワークを活用すれば、あらかじめ決まっている枠組みの中に必要となる機能を入れていくだけでシステムの開発が可能になります。複雑なプログラムをゼロから構築する必要がないため、作業を大幅に効率化できるのです。

例えばアプリケーション開発では、アプリの中核をなすプログラムのほかに、アプリを動作させるためのプログラムが必要です。しかし後者はアプリの内容にかかわらず共通の枠組みをもつため、フレームワークによって構築の手間を省けます。

次回はIT用語辞典の【後編】をお届けします。文系・未経験からシステムエンジニアをめざす方は、ぜひご一読ください。

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