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ITエンジニアのお仕事&キャリア

文系・未経験からシステムエンジニアをめざすための「IT用語事典」2022【前編】

ITエンジニアのお仕事&キャリア

未経験の方、とくに文系出身者にとって、専門用語の多いIT業界は興味があってもハードルの高い世界に思えるかもしれません。しかしシステムエンジニアは決して「理系専門」ではなく、文系のスキルが求められるシーンも多い仕事です。

そこで今回は、システムエンジニアをめざすなら最低限知っておきたいIT用語を3回にわたり、レクチャーしていきます。

専門用語というハードルさえ越えてしまえば、システムエンジニアの世界が思っていたよりも身近に感じられるはず。第1回は、「何となくわかっているつもりだけど、説明しようとすると口ごもってしまう」IT用語です。

 

  • ハードウェア・ソフトウェア

最初に紹介するのは「ハードウェア」と「ソフトウェア」です。

「ハードウェア」はパソコン本体・マウス・キーボードなど、コンピューターを構成している物理的なパーツを指します。

対して「ソフトウェア」はハードウェアの内部で利用できるシステム、プログラムを指す言葉です。大別すると、コンピューターのベースとして操作・運用・運動を司る「OS」や、そのOSのうえで動作する「アプリケーションソフト」に分かれます。

いわゆるシステムエンジニアは、ソフトウェアを開発する仕事ですが、電子回路や部品の設計を専門とするハードウェア系のエンジニアも存在します。

 

  • ネットワーク

網状のつながりを意味する「ネットワーク」は、IT業界では複数のコンピューター同士が接続された状態を指します。

例えばローカル環境での狭いネットワーク「LAN」や、複数のLANが集合した広いネットワーク「WAN」などもネットワークの一種です。また、われわれが日常的に使っている「インターネット」は、パソコンやスマートフォンなどの世界中のコンピューターが接続されている大規模なネットワークといえるでしょう。

「ネットワークエンジニア」は、ネットワークと機器関連の知識・スキルを駆使して、ネットワーク構成の企画・構築・運用を担います。

 

  • サーバー

「サーバー」は「提供する」という意味をもつ英語。ネットワークを介し、ユーザー側のコンピューター「クライアント」の要求に応じる形で、インターネット・電子メールなどのサービスや、画像・音楽・動画・HTMLといったさまざまなデータを提供します。

各種Webサービスを利用するためには、インターネット上のサービスやデータを提供してくれるサーバーが不可欠なのです。

「サーバーエンジニア」は各種サーバーの構築・運用・保守を担当。大量化したデバイス・情報への対応、アクセス速度の向上、セキュリティの強化などを可能にすることで、システムを支える仕事です。

 

  • 要件定義・基本設計・詳細設計

「要件定義」「基本設計」「詳細設計」はシステム開発の「上流工程」と呼ばれ、システムエンジニアが担う最も重要な役割といっても過言ではありません。

「要件定義」は、システム開発において「どのようなシステムを構築するのか」「満たすべき条件は何か」「期間・予算はどれくらいか」といったことをふまえて、必要な機能・要素を書面にしたものです。

要件定義の後は、「基本設計」に入ります。要件定義で明確にした機能や条件を受けて、「システムの仕様」「開発手法」「必要となる業務の流れ」などを設計していきます。

次の「詳細設計」では基本設計で明確にしたシステムを実現するために、システムを構成する要素を掘り下げ、それぞれのプログラムの動作・処理フローなどをより細かく設計します。

依頼主の要望や抱えている課題を正確に聞き出し、希望通りのシステムを完成させるためには、知識・技術だけでなくコミュニケーション能力が必要不可欠。これが「システムエンジニアは文系・理系に関わらず活躍できる」といわれる由縁です。

続く【中編】【後編】でも、システムエンジニアに必須のIT用語をわかりやすく紹介していきます。ぜひ併せてチェックしてみてください。

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