就職活動で企業調査していると、やっぱり気になりませんか?「システムエンジニアの年収っていくらぐらいなんだろう?」と。さっそく、数字を見てみましょう。
厚生労働省が2016年2月に公表した「平成27年賃金構造基本統計調査 」の職種別のデータによると、10人以上の企業におけるシステムエンジニアの収入は、月給約40万円、賞与が約112万円、平均年収は約592万円です。企業規模別に見てみましょう。
従業員1000人以上の企業に勤務するシステムエンジニアは、月給が約45万円、年間賞与が約150万円で、年収にすると約695万円。従業員100人~999人の中堅企業では、月給約36万円、賞与が約96万円で年収約533万円。100人未満の小規模企業では、月給約36万円、賞与が約61万円、トータルで約488万円となっています。
厚生労働所の調査対象となった職種では、いわゆる営業職や販売職は平均年収が500万円に届かず、システムエンジニアより高額なのは、医者、弁護士、会計士、税理士、一級建築士などの専門職と、自然科学系研究者や大学教授・講師、電車や航空機などの操縦関連ぐらいです。
ビッグデータ、IoTからAIまで、新しい製品やサービスの可能性に期待が高まっている技術職は、求人情報サイトでも「年収が高い仕事」「収入相場が上がっている仕事」として紹介されています。
さて、システムエンジニアとしてキャリアアップしていくなら、どんな道が考えられるでしょうか。
「ニーズの高い最新技術を身に付けてスペシャリストとして活躍」「プロジェクトマネージャーとして全体を仕切る」「組織のマネージャーとして事業やサービスを管掌する」「大規模なシステムを動かせる社内SE」「ITコンサルタントとして独立あるいは転職」…。
収入UPをめざすなら、「郊外や地方より大都市」「小規模企業より中堅・大企業」「プロジェクトに上流から関わる仕事」「最先端の技術を扱う企業」がポイントとなります。自分の進みたい方向を視野に入れながら、技術習得や情報収集を行うようにしましょう。
会社選びの際は、仕事内容や収入もさることながら、会社のポリシー、福利厚生などについても押さえておきたいところです。
仕事と育児を両立させたい方は、産休・育休などの制度は要チェック。ちなみに株式会社ソルクシーズは、「財形貯蓄、従業員持株会」「育児休暇・時短勤務」「フレックスタイム」などの制度で育児をしながら働く社員を支援しています。
最近は、こういった会社が増えてきています。「仕事内容と評価に納得できればいい」という方でも、実際に子どもの面倒を見ながら働き続けるとなると、サポートがあるのとないのでは生活が大きく変わってきます。
年収やめざすキャリアに加えて、働きやすさにも目を向けると、より満足度の高い会社選びができるのではないでしょうか。お金は大事ですが、お金ばかりが大事なわけではないですよね。