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ITエンジニアのお仕事&キャリア

2024年の人気・注目言語は? プログラミング言語のトレンドレポート

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「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」をご存じでしょうか。ソフトウェア品質の評価を行うオランダの「TIOBE Software」が公開しているランキングで、それぞれのソフトウェア言語にレートを付与し、人気・ニーズの度合いを示しています。

今回は、このインデックスの最新ランキングを紹介しつつ、これからプログラミング言語を習したい人のためにそれぞれの特徴についてわかりやすく解説します。

2024年2月の順位を見ると、1位Python、2位がC言語、3位はC++、4位にJavaが入っており、5位はC#。AIや機械学習、データ分析などで使われるPythonは、サービス開発におけるニーズに加えて、ビギナーでも習得しやすいのも人気のポイントとなっています。

Pythonの次にレーティングが高いC言語は、自動車や家電・電子機器の組込みソフトウェアのほか、ロボットやパッケージソフト、ITインフラ、ゲームの開発など幅広い領域で活用されています。

1983年にリリースされてから、長年に渡ってニーズがあるC++も、Webやスマホのアプリ、業務システム、OSと守備範囲が広い言語です。C言語と互換性があり、組込み系システム開発やゲームでも使われています。2022年の「TIOBEインデックス」で最も順位が上昇した言語で、AI開発でも活躍することから、Javaよりも上と評価されているようです。

4位のJavaは、Sierのシステムエンジニアの定番言語です。一時は圧倒的な人気だったJavaが他の言語に抜かれたのは、LTS版といわれる長期サポートのパッケージが有料となった影響があるといわれています。企業の業務システム、WEBサービス、スマホなど、幅広い用途があるJavaは、正社員求人や業務委託における採用条件では、依然として最もニーズがある言語です。

5位のC#は、ゲームやアプリ、AR/VRなどの開発で使われています。CやC++から派生したものの、文法は別で互換性はなく、Javaのほうが似ています。システムエンジニアをめざす人は、より汎用性が高いJavaを習得した後にC#をマスターすれば、学習時間を効率化できるでしょう。

Webサービスの構築において人気が高いのは、短期間でアプリ開発ができるRuby、WordPressの増加に伴いニーズが高まったPHP、WEBサービスのフロントエンド開発で使われるJavaScript。いずれも取り掛かる際の難易度は低い言語ですが、奥は深いです。Web関連の求人で必須スキルとされることが多く、JavaScriptとPHPは2024年2月の「TIOBEインデックス」で10位圏内にランクインしています。

近年、注目度が高まっているのはGoogleが開発したGoです。WEBアプリ・スマホアプリの開発や、WEBサーバー構築で活躍する言語で、シンプル・高速処理・信頼性が評価されています。Webエンジニアをめざすなら、技術者がこれから増えるであろうGoを押さえておくのもいいでしょう。

以上、2024年の人気言語について、使われる領域と用途をまとめました。異業種からシステムエンジニアに転身したい人、IT企業に就職したい人は、ぜひ参考にしてください。

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