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ITエンジニアのお仕事&キャリア

若手SEのためのIT業界用語・隠語辞典2024【ヨコ文字編】

ITエンジニアのお仕事&キャリア

独特の業界用語や隠語、怪しい英語・造語・略語などなど。IT業界のビジネスシーンには、日常では使わないさまざまな言葉が飛び交います。システムエンジニアとして経験が浅いと、言葉の意味がわからず、会話についていけないというシチュエーションもあるかもしれません。

そこで今回は、「IT業界用語・隠語辞典」として、テーマ別に若手SEが知っておきたい代表的な業界用語や隠語を紹介します。第1回は「ヨコ文字編」。ぜひ最後までご覧ください。

コンセンサス/アグリー
コンセンサスとアグリーは、どちらも「合意」「同意」を意味する言葉です。

両者の違いは、コンセンサスに「全員または大多数からの合意」というニュアンスがあるのに対して、アグリーは「一人の意見に賛成する」というシチュエーションでも使えること。

「取引先からコンセンサスをとる」「〇〇さんの提案にアグリーです」といった使い方をします。またコンセンサスは、企業によっては、関係者への根回しを指す場合もあります。

イニシアチブ
「主導権」「実行力」などの意味をもつビジネス用語で、ビジネスを主体的にリードしていくことを指します。複数の人が関わるプロジェクトや業務をスムーズに進めるためには、誰にイニシアチブがあるかを明確にすることが重要です。

コミット
結果やプロセスに「責任を持つ」「密接に関わる」という意味合いで使われます。「成功にコミットする」「目標にコミットできていなかった」など、熱意やスタンスを伝えるシーンで使われることも少なくありません。

アジェンダ
「アジェンダを作成しておいて」と言われたら、会議で話し合うべき「議題」「トピック」のリストを指す場合が多いでしょう。会議におけるムダな時間を減らす必須アイテムです。

サマリー
サマリーは議事録・報告書などの「要約」や、要点をわかりやすくまとめた資料のこと。ビジネスの現場では、ミーティングや資料の概要を短時間で把握したい上司・先輩からサマリーを求められる場面があります。

ブレスト
ブレインストーミングの略です。少人数で、限られた時間のなかで想像力を働かせ、アイデアを出し合うために行うことを指します。

よくあるのは、個々のアイデアをホワイトボードや付箋、ノートなどにどんどん書き出していき、グルーピングしながら意見交換していく手法です。「それぞれのアイデアを否定しない」というルールがあるのは、常識や固定観念、制約条件にとらわれずにアウトプットするのがアイデア出しでは効果的だからです。

ボトルネック
ボトルネックは、業務やプロジェクトの妨げになっている工程や要因です。業務遂行や生産性向上を目指すためには、ボトルネックの解消が欠かせません。「人員不足がネックだよね」と省略して使われるケースもあります。

フィックス
フィックスは「固定」「確定」を意味する言葉です。たとえば「C案でフィックスした」と言った場合、いくつかの企画案から最終的にC案が選ばれたという意味になります。

ペンディング
フィックスとは反対に、ものごとを未定の状態で「保留」「先送り」にすること。たとえば現時点でフィックスできない内容について「この件はいったんペンディングにさせてください」といった使い方をします。

ローンチ
直訳は「立ち上げる」「打ち上げる」で、ビジネスシーンでは新しい商品・サービスを開始することです。IT業界ではアプリやWebサービスなどが公開される時期について、「ローンチは来月を予定しています」などと使われるケースも少なくありません。

リソース
「目標を実現するための資源」を意味するリソースは、社内の資金・人材・時間などを指して使われる言葉。「人的リソースが不足している」と言った場合、人手が足りない場合もあれば、プロジェクトの成功に必要なスキルが足りない場合もあります。

バッファ
バッファはいざというときに備えて用意しておく時間・予算・資源などの「予備」や「ゆとり」です。

不測のトラブルに余裕を持って対処するためには「バッファを含めたスケジューリング」が必要になるでしょう。また「緩衝材」という意味合いで、「部署間のバッファになる」といった使い方をする場合もあります。

ナレッジ
会社にとって価値のある知見・事例をナレッジと言います。業務の質・効率を底上げしたり、ミスの再発を防止したりするためには「チーム内でのナレッジの共有」が重要です。

インプット/アウトプット
インプットは知識・スキルを習得すること。アウトプットは習得した知識・スキルを活用して、実際の行動や成果に結びつけることを指します。

リテラシー
特定分野で情報を理解したり活用したりするスキルです。「情報リテラシーが低い」と、適切なインプット/アウトプットができず、誤った情報を発信してしまうリスクがあります。

エビデンス
エビデンスには「証拠」「裏付け」などの意味があります。

「その意見にエビデンスはあるの?」ときかれたら、根拠となるデータを提示しましょう。またIT業界ではコンテンツの製造/修正後の試験の証明を示す場合もあります。

ベストプラクティス
業界・事業における「最良の事例」や業務における「最良の方法」を指す言葉。ベストプラクティスを知れば、業務改善やサービスの品質向上に役立てることができます。

コンプライアンス
企業・個人が法令や社会的な規範・マナーなどを守ることを指します。円滑なビジネスのためには「コンプライアンス違反」への注意が必要です。

リスクヘッジ
リスクヘッジとは、将来的に発生しうる危機や損失・トラブルなどのリスクをあらかじめ予測して、対応すること。リスクを100%予測・回避できない場合でも、ダメージの軽減を図る対策が有効なシチュエーションは少なくありません。

クリティカル
「批判的な」「危機的な」「重大な」など複数の意味を持つ言葉です。どの意味で使われているかは文脈で判断しましょう。ちなみに「クリティカル・シンキング」は、ものごとの本質を見極める批判的な思考を指します。

スクラッチ
IT業界では「ゼロから/最初から新たに作る」という意味があります。とくに、既存のパッケージを使わないシステム開発を「スクラッチ開発」と呼びます。

ブラッシュアップ
現状の製品やアウトプットを磨き上げて、完成度を高めるという意味で使われる言葉です。「ブラッシュアップしたら使えそうなアイデアだね」というふうに使われます。

フィードバック
アウトプットに対する、受け手側の反応・評価・結果から得られる知見のこと。ビジネスやシステム開発の現場では、同僚・部下に対して適切にフィードバックを行ったり、フィードバックを踏まえて自らの取り組みをブラッシュアップさせたりすることが重要です。

KGI・KPI
事業やプロジェクトにおける成果を評価するための基準です。KGIが売上高・成約数・利益率などの目標を数値化するのに対して、KPIでは目標達成の過程でクリアすべき数値を明確にします。

PDCAサイクル
事業やプロジェクトを改善していく手法です。KGIやKPIを指標にPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)を順番に実行。再びPlan(計画)に戻るというサイクルを繰り返します。

セグメント
主に市場分析で使われる用語で、特徴を共有するグループを指します。たとえばニーズや購買行動・情報の取得方法などのセグメントに分けて施策を検討すれば、ターゲットを絞ったアプローチが可能になります。

インバウンド/アウトバウンド
インバウンドは外から内側に入っていくこと、アウトバウンドは内側から外に出ていくこと。たとえば「インバウンド需要」であれば、外国人観光客からの需要を意味します。

クライアント
「依頼人」「顧客」「お客様」を意味する言葉です。取引先からの依頼に基づき成果物を納品する仕事は「クライアントワーク」と呼ばれます。

ステークホルダー
企業が影響を及ぼし合う「利害関係者」のこと。具体的には株主や経営者・従業員・顧客・取引先・金融機関・行政機関などが挙げられるでしょう。

メリット/ベネフィット
メリットは商品・サービスの「利点」「特長」で、ベネフィットはその利点・特長によって得られる「利益」「結果」です。たとえば軽量性がメリットのPCは、楽に持ち運べることがベネフィットです。

トレードオフ
何かを追求しようとすると、べつの何かが犠牲になるといった「二律背反」の状態を指す言葉。たとえば多くの商品は、クオリティと価格がトレードオフの関係にあり、両者のバランスを見極めることが重要になります。

スキーム
「枠組み」「仕組み」「体系」といった意味があります。ビジネスの場面ではとくに「目標を達成するために具体的に計画された枠組み」を指して使われることが少なくありません。

マイルストーン
マイルストーンは、プロジェクト実施期間の特定の地点に設けられる目印。日付と具体的な工程や成果物・イベントなどを紐づけることで、進捗具合を管理します。たとえば「次のマイルストーンまでにコンセンサスを取っておいてください」というように使います。

アポ
「アポイントメント」の略語で、面会・会合の約束を取り付けることです。取引先の元を訪れるときは、事前に「アポを取る」ことが大切です。

リスケ
「リスケジュール(reschedule)」を縮めて「リスケ」。予定を変更するという意味があります。たとえば会議を別の日程にしたいとき「今日の会議はリスケさせてください」などと言います。

ジョイン
会社やチームなどにメンバーの一員として参加することです。「新規のプロジェクトにジョインしました」といった使い方をします。

アサイン
人を役職・部署・プロジェクト・業務などに「割り当てる」「任命する」という意味の言葉です。またキーボードのキーに特定の機能を対応させることを「キーアサイン」と呼びます。

アウトソーシング
業務の一部を外部の事業者に「委託」「外注」すること。人的リソースの不足を補える、人件費を削減できるといったメリットがあります。

オフショア
一般的に「海外」という意味で使われる言葉です。またIT業界では、システム開発を人件費の安い地域の海外企業に委託することを「オフショア開発」と呼びます。

アライアンス
直訳は「同盟」「連合」。「品質向上のため、A社とアライアンスを結ぶ」「B社とアライアンスを組むことで対応範囲を拡大する」など、複数の企業・組織が特定の目的を達成するために提携することを指します。

フレームワーク
「MECE」「PDCA」「PEST分析」など、プロジェクトや業務を効率的・効果的に進めるための思考プロセスの「骨組み」です。一方、システム開発の文脈では、定型的な作業を省略するために基本的な機能を備えた、プログラムの「ひな形」を指します。

ワークフロー
仕事の全体像や流れを把握するために、「どういう順番で、誰が、どのような業務を行うのか」といった具体的なプロセスを図式化したもの。「業務フロー」とも呼ばれます。

プロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー
プロジェクト単位で責任を持つ管理者/リーダーです。それぞれPM/PLと略されることもあります。

プロジェクトマネージャーの仕事は、全体の計画立案や人員・予算といったリソースの調達を行うこと。一方、プロジェクトリーダーはそのリソースを活用して、実際に計画を実行する役割です。

エスカレーション
上司など役職が上の人に対して指示を仰いだり、対応を委ねたりすることを指します。主にインシデントやトラブル、クレームなどが発生した場面で使われることが多く、「エスカレ」と略されるケースも少なくありません。

イニシャルコスト/ランニングコスト
イニシャルコストは「初期費用」のことで、新たにシステムを導入するときや、新規の事業・プロジェクトに着手するとき、最初に発生するコスト。対するランニングコストはシステムなどを維持するために継続的に発生するコストです。

商品・サービスを選ぶとき、イニシャルコストとランニングコストはトレードオフの関係にあることが多いため、中長期的な視点からの判断が必要になります。

第1回は、IT業界の会議で飛び交うヨコ文字について、代表的なものを紹介しました。次回は【造語編】。よりコアな専門用語を深掘りしていきます。ぜひチェックしてみてください。

※この記事は2023年6月21日に公開した記事を再編集しています

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