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はばたけソルクシーズグループ

製造業DXの現状と課題

はばたけソルクシーズグループ

デジタル技術やデータの活用により、既存ビジネスに変革をもたらすデジタルトランスフォーメーション(DX)。生産性や商品・サービスの品質の向上により、競争力を高めるために、多くの業界でDXを推進しています。

製造業でも、リモートワークへの移行、定型的な事務・営業業務のデジタル化といったベーシックなソリューションに加え、工場における生産性向上や不良品などのトラブル撲滅、部品を管理するシステムの導入など、幅広い取り組みが行われ始めています。

日本の製造業は、設備の老朽化などの要因により、1990年代から2010年代までの20年間で、世界における輸出額のシェアが15%から4%に低下してしまいました。インフラもさることながら、少子高齢化に伴う若手人材の不足も深刻な課題です。

もともと製造業は、製造プロセスが属人化しやすい傾向にあり、熟練工の引退によって業務が立ち行かなくなる可能性もあります。業務の属人化は、不正などのリスクや生産性の観点からも、改善の必要性が叫ばれてきました。

このような状況を打破して、製造業の競争力向上をめざすためには、設備のデジタル化を含むDX推進が必要です。

コロナ禍による景気の悪化や半導体不足の影響が大きかった製造業は、投資の優先順位が下がっており、業界全体でデジタル化が立ち遅れていました。最近になって、ようやくコロナ禍の影響が軽減され始め、今後はDX投資が活性化していくはずです。

DXのなかでも、とくに注目されているのが「予知保全」の領域です。

予知保全」は、IoTで収集した膨大なデータをAIによって加工・分析することで、設備の故障や不良品の発生を未然に防ぐソリューションです。

AIによる装置制御も重要な用途のひとつで、製造プロセスの最適化につながるだけでなく、工場の自動化・省人化を推進。人材不足や業務の属人化といった課題の解決にも貢献します。

デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査によると、2020年度に125億円だった予知保全の市場規模は、コロナ禍の影響があったにも関わらず、2021年度には151億円に成長しました。今後も、さらなる成長が予測される領域です。

その一方で、予知保全を検討してはいるものの「何から始めたらいいかわからない」「試したいけど、現場の稼働を止められない」といった理由から、導入に踏み込めていない企業も多いのが実情です。コロナ禍で多くの展示会がオンラインにシフトするなか、「オンラインの情報だけでは、導入すべきかどうかを判断できない」という悩みもあるようです。

このような声を受け、ソルクシーズグループの「株式会社イー・アイ・ソル」は、予知保全・状態監視のデモシステムを開発しました。このシステムは、それぞれの企業のニーズに応じた運用方法や技術を疑似環境に構築したり、実際の設備では試せないエラーを起こしたりすることで、これまではできなかったテスト・検証を行えます。

【株式会社イー・アイ・ソル】 状態監視/予知保全構築サービス

イー・アイ・ソルは、センサーの選定からデータの計測・解析、Webアプリケーションまで、予知保全に必要なシステムをトータルで提案。課題・ニーズに応じた最適な環境を構築可能です。温度・湿度はもちろん、超音波をはじめとする専門的な領域の解析にも注力しており、高付加価値サービスで製造業DXの推進をサポートしています。

人材不足・業務の属人化といった課題を解決して工場の稼働率を高め、競争力向上をめざしたい方は、イー・アイ・ソルにお気軽にお問い合わせください。

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