「業界・領域特化のサービスに関する専門性が高い」「ハイレベルの技術者が揃うチームで対応してもらえる」…IT人材の不足が叫ばれるなかで、SIerの価値が見直されています。とはいえ、SIerといってもさまざま。事業領域、得意分野と直接取引の有無、技術者のレベルなどによって、仕事もキャリアも変わってきます。
今回は、自分に合うSierの見分け方を、【前編】【後編】の2回にわたり解説。【前編】では、「上流工程からの案件が多い」「自社サービスを展開している」「専門領域がある」「特定業界に強い」といったSIerの見極めポイントを紹介しました。
これらの特徴に加えて、「平均年収」なども企業を見分けるときの重要な指標になるでしょう。クラウドやAI、IoTなどニーズが高まっている領域のプロジェクトが少ないSIerや、下請けの案件が多い会社は利益率が上がらず、従業員の年収も低くなりがちです。
加えて、労働環境の改善や生産性の向上に具体的に取り組んでいるかどうかも、尺度のひとつです。昔は「徹夜続き」「休日返上」といった武勇伝が語られていたIT業界も、サービスフローの見直し、技術者のレベルアップ、テレワークの導入などによって働き方改革を推進する会社が増えています。
今や「SIer=過酷な労働環境」ではなくなりつつあります。平均年収が高いうえに、残業が少なく有給休暇を取得できる会社。テレワーク・リモートワークを活用しながら自由度が高い働き方を実現できる会社。就職・転職を考える際には、企業のカルチャーや制度にも着目しましょう。
働き方改革が進んでいる会社の多くは、学習環境の充実度も高めています。資格・スキルの獲得をサポートしている会社、学習プログラムの導入や人事制度の整備によってキャリアアップを後押ししている会社も、ブラック率が低いといえます。
国内のIT人材が不足している現在、社内でプロジェクトマネージャーやシステムエンジニアを育てることができるか否かは、自分の将来を考えるうえで重要なポイントです。成長のチャンスが多い企業は、それだけ社員の定着率も高く、生産性が高いプロジェクト運営を実現できています。
システムエンジニアとして望むキャリアを築くためには、事業領域の多様性・将来性に加えて、労働環境や人事制度についてもしっかりチェックするようにしましょう。
さて、ここからは、ソルクシーズグループの現状について紹介します。「DXで日本のビジネスを導く」というメッセージを掲げるソルクシーズについて、あらためて特徴を言葉にすると、「DX・クラウド・AI・IoT・FinTech・CASEといった最先端の技術を活用し、金融・官公庁・製造業・自動車業界などのお客様に多様なソリューションを提供する独立系Sier」となります。
事業領域は、「ソフトウェア開発事業」「コンサルティング事業」「ソリューション事業」。ソフトウェア開発事業では、官公庁関連の大型案件をはじめとして、DX需要を着実に取り込むことで業績を伸ばしています。
コンサルティング事業は、自動車業界を中心とする大手メーカーの組込みソフトウェア開発の開発サポート、キャッシュレス化、eスポーツへの参入と活用など、ニーズが高まっている領域に対応。現在は学習コンテンツや生成AIを用いたサービス開発にも注力しています。
ソリューション事業の主力は、オンラインストレージ「Fleekdrive」、イー・アイ・ソルが提供する工場やオフィスなどの予知保全システム、ノイマンの自動車教習所向けソリューションなどのストックビジネス。3つの事業のなかで最も成長しており、引き続き新たな領域を開拓しようとしています。
現在はさらなる成長をめざして採用を強化しており、経験者はもちろん、学習意欲のあるシステム開発未経験者も歓迎。社内向けのeラーニングシステム「Solxyz Academy」をベースとした研修プログラムや、ビジネスコンテストへの積極的なチャレンジなどで、マネージャー・リーダー候補とシステムエンジニアのスキルアップをサポートしています。
「おもしろい仕事ができそうなIT企業で働きたい」「成長できる環境でチャレンジしたい」「新たなサービス開発に関わりたい」「最新の技術や開発ノウハウを習得したい」という方は、ぜひソルクシーズの採用情報をチェックしてください。