前回、最終回とお伝えした「ソルクシーズの部活探訪記!」ですが、好評につきシーズン2をお届けすることになりました。
今回紹介するのは「ソルクシーズ・エンターテインメント・クラブ(SEC)」。3年ほど前に、ビッグバンドをやりたいという有志が集まって結成された部活です。活躍の場は、会社の新年会や各種イベントなど。月1回の定期的な練習に加えて、公演前には合宿を実施しています。
「10月ぐらいから、毎年恒例の新年会に向けて練習を始めます。定例イベントだけじゃなく、社内外で開催される打ち上げやパーティーなど、演奏できる機会があれば積極的に参加するようにしています」
部活後の飲み会は、役職にとらわれずに話せるカジュアルな雰囲気。なかには、飲み会だけ参加してくれる名誉会員(飲み会代を払ってくれるそうです)もいるとのこと。
現在は10数人が常時参加しているSECですが、気になるのは楽器のパート分担です。ピアノが5人とか、ドラムがゼロといった「パートかぶり」「誰かが退部したら存続の危機!?」といったことは起こらないのか?ドラマーのAさんに話を聞くと、実は後継者を探しているそうです。
「ピアノとフルートが2人ずついるのですが、他は奇跡的にばらけています。ホントはパーカッションをやりたいんですけど、ドラム叩ける人が他にいないので…」
新入社員が配属される季節には勧誘をしているのですが、「音楽の経験がなくてもいいですよ、といっても敷居が高いと思われるのか、なかなか入ってくれません」。「最初は部活が終わった後の飲み会に誘って、メンバーの人となりや雰囲気を知ってもらうようにしています」「新年会で演奏を聞いてもらった後はチャンスなので、積極的に若い社員に声をかけています」。
ドラムをやってくれる人が見つかれば、念願のパーカッション担当になれる可能性が高まるとあって、新メンバー獲得にも熱が入るAさんです。
部活のよさは、組織や業務の枠組みに縛られず、多様な人間関係を作れること。飲み会は、同じ部署のメンバーで行く普段の場とは違って、一切仕事の話はしないそう。上下関係や仕事上の利害関係を超えて、さまざまなことを遠慮なく話せるメンバーが社内にいるのは、幸せなことなのかもしれません。ソルクシーズでは、退職した人がそのまま活動を続けている部活も少なくないそうです。
「ソルクシーズの部活探訪記!シーズン2」、第2回はこちらも飲み会も練習も盛り上がる「駅伝部」を紹介します。