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ソルクシーズで働く人々

ソルクシーズのイクメン社員・仕事と子育て回想録【後編】

ソルクシーズで働く人々

「育児休暇は女性が取るもの」が当たり前だった時代に、パートナーのキャリアを尊重して自ら時短勤務を選んだ男性システムエンジニアがいました。

15年ほど前、長女と長男の誕生後、トータル2年を時短勤務で過ごしたTさんは、どんな人生を歩んだのでしょうか。その後のキャリア、子どもたちとの時間、今になって思うことを聞いてみました。

時短勤務からフルタイムに復帰してから、昇進することができました。同期と比べると遅い方だとは思いますけど、時短による影響なのかといわれると、何ともいえません。成果主義という意味では、それなりに成果は出してきたつもりです。

彼女が育休を取るべき、私が時短で働くべきというようなポリシーがあったわけではなく、話し合った結果として子育てを優先することになったのですが、決断した以上は給料が下がってもいいと考えていました。子どもが小さいうちに一緒に過ごせる時間には価値があると思っていたので、昇進やポジションがどうなろうと、心残りはないですね

子どもとのコミュニケーションを大事にしながら、時短という制約条件のなかで仕事も精一杯やったと語るさん。

収入が少ない女性が休んだほうがいいというご家庭が多いですよね。われわれは2人ともシステムエンジニアだったので、どちらが休んでも経済的なマイナスは変わらないという前提がありました」といいつつ、子どもが生まれてからしばらくは、一緒に過ごす時間を優先したほうがいいと考えているそうです。

サラリーマン人生は長いけれど、小さい子供と寄り添う貴重な時間は短いので、その時ぐらいは一緒にいてあげた方がいいですよね。

世の中のお父さんたちが、娘に相手してもらえないのは、子どもの頃に全然コミュニケーション取ってないのに、年頃になって急にやろうとするからじゃないですかね(笑)。

ちっちゃい時に、しっかり話したほうがうまくいくと思います。うちの娘は、妻よりも私の方がスムーズに話せると感じているみたいです

周囲の理解を得るのが難しいこともあった時代を振り返ったさんは、「自分たちから上の世代の感覚は、あまり変わっていないかもしれない」と思う一方で、若い世代は確実に違うと感じています。

若い世代は、料理が好きな男性も多く、クッキングスクールに通っていたりします。料理は女性がするものという感覚はないですよね。ようやく、男のするべきこと、女のするべきことといった話をする時代ではなくなってきていると思います

2019年度の男性の育児休暇取得率は、7.48%(厚生労働省「雇用均等基本調査」より)。まだまだ少ないですが、働く家族向けの育児休業給付金や、企業が対象となる両立支援等助成金などの制度も浸透しつつあります。

今後は、システムエンジニアとしても子どもたちの父親としても納得のいく生き方を選んだTさんのような男性が増えていくはずです。

ソルクシーズも、変わります。属性を問わず、さまざまな生き方を志向するシステムエンジニアが働きやすい会社をめざして、サポートを続けていきます。

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