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ソルクシーズで働く人々

ソルクシーズのイクメン社員・仕事と子育て回想録【前編】

ソルクシーズで働く人々

「イクメン」が新語・流行語大賞のTOP10に選ばれ、つるの剛士さんが「これが普通になって、言葉が消えてくれればいいと思う」とコメントしたのは2010年。当時は、育児休暇を取る男性は今以上に珍しく、対象者のなかでも1.38%しかいませんでした(厚生労働省「雇用均等基本調査」より)。

その5年ほど前に、ソルクシーズで育児のために時短勤務を経験した男性システムエンジニアがいます。名前は…Tさんとしておきましょう。長女が生まれた後と、2年後の長男の時にそれぞれ1年、子どもの面倒を見られる時間に帰宅する生活を続けました。

「育休=女性」という認識を持つひとが大半だった時代に、子育て重視という選択をしたTさんにその頃のことを振り返ってもらいました。

申請をしたのは、ソルクシーズに入社してから5年めだったと思います。入社してからずっと証券系のシステム開発に携わっており、顧客のオフィスに常駐して働いていた時期もあります。

子どもができたらどうすると決めていたわけではなく、システムエンジニアとしてがんばっていた妻の気持ちに沿いたかったんです。子どもを産んだら復帰したいといわれ、自分が時短勤務をすると決めました

決断に、迷いはなかったそうです。申請はスムーズに受理され、ほどなく初めての時短勤務がスタートしました。勤務時間は8割でも、成果はしっかり出そうと思って取り組みながらも、子どもが熱を出して帰らなければならなくなることもありました。そんなTさんに対する周囲の反応は…?

実際にやってみると、やはりいろいろありました。何でお前が?という反応が多かったですね。性別が逆だったら、そんなこというのかな?と思いました。自社の女性エンジニアが育休を取らずに働き、他社にいる彼女のパートナーが時短勤務するケースもあるのでは…というような想像力は働かないのかな、と。

まあ、仕方がないですね。家事や育児は女性の役割という空気があった時代ですから。特に上の世代は理解できなかったんだと思います。うちは共働きで、2人ともシステムエンジニアで、私のほうが料理は得意だったこともあり不都合はありませんでした

自分がイクメンという自覚は特にはない、というTさん。ご自身の選択については個人として普通に判断をしただけ、と捉えているようです。

結局は家族の問題、夫婦の問題です。意に介さずとまではいかなかったものの、家のことも仕事も自分のペースでこなしていました。外から見ると、仕事よりも家庭を取ったことになるのかもしれませんが、私にとっては話し合って決めたというだけです

社会に対する気づきも、子どもに対する発見もあったと語るTさん。時短勤務を経て、どんなキャリアステップになったのでしょうか。

「ソルクシーズのイクメン社員・仕事と子育て回想録」、後編はイクメンライフを経験してわかったこと、今になって感じることを紹介します。

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