大学時代は情報系の学部で学び、プログラミング経験があったというTさんは、ハードウェアや組込みソフトウェアの企業も視野に入れて就活をしていたそうです。大学に掲示されていた求人情報でソルクシーズの存在を知り、説明会に参加したときの印象は、「採用担当者が明るくて雰囲気がよく、しっかりしている会社」でした。
「ソルクシーズに行こうと思った決め手は、人事の方が設定してくれた個別説明の場でした。内定が早く、他社の面接を受けている間に、会社についていろいろ聞ける場を作ってくれたんです。聞きたいことがあれば、いつでも声をかけて、といっていただいてたのですが、こんなに丁寧に対応してもらえるとは思ってなかったので、うれしかったですね」
会社の制度や社長の人柄、社内の雰囲気などを聞いて、自分が働くイメージが具体的になりました。入社前の研修で、基本情報技術者試験の資格取得の勉強や、大学で学んだことの整理ができて、初めて出社した日は「同期の人たちって背の高い人が多いな」と思うほど余裕があったそうです。
新入社員研修を受けて感じたのは、大学で学んだプログラミングと仕事は違うということ。システム開発や運用など、実際の業務に落とし込むと、やらなくてはならないことが増えるのだと実感したといいます。
「グループワークも勉強になりました。リーダーをまかされてチームを動かすスケジュールを考えたり、チームのメンバーに教えたりするのは初めてだったので、いい経験になりました。いちばん難しいと感じたのは、教えることですね。どこまで教えて、どこからひとりでやってもらうかとか。手伝う時間を管理しないと自分の仕事が進まなくなるので」
研修を通じて、チームを統括するマネジメントをしたいという思いが強くなったとのこと。7月になって、クレジット第一SI部に配属されると、業務システムを開発する大規模なプロジェクトのテストを担当することになりました。
「テストをやるだけなら、仕様書を見て作業を進めればいいのですが、システムの全体像を理解するところから始めました。1年上の先輩に教えてもらいながら、わかっていることとわからないことを一つずつ整理して、着実に学んでいければと考えていました」
お客様のオフィスに常駐し、協力会社の方を含めると20人ほどのプロジェクトチームで働き始めたTさん。チームの雰囲気にすんなりなじめたのは、年が近い先輩に何でも聞ける環境だったからです。加えて、チーム内に他社の新入社員がいて、同期のようにお付き合いができたのも大きかったといいます。同世代とともに働き続けるうちに、仕事帰りに食事にいくようになり、仲間意識が高まりました。
配属されて3ヵ月が過ぎ、最初のプロジェクトでテストの仕事が終わると、別なプロジェクトにアサインされ、基本設計に携わりました。
「設計、実装、テストとシステム開発のすべてのプロセスに関われる環境で、いい経験を積めていると実感しています。リーダーの仕事ぶりを見ていて、関係者との認識のすり合わせや作業の割り振り、スケジュール、他チームとの連携に相当時間を割いているんだなと気づきました。システムに対する理解度や技術力を高めて、リーダーとしての仕事ができるようになりたいと思っています」
ときどき同期のメンバーとも会って、お互いの仕事について話し合うことがあり、自分は人間関係に恵まれているというTさん。1年先に入って活躍している先輩に追いつくという目標をもって、目の前にある仕事をやり切ろうと奮闘する日々が続いています。その努力でまた一段成長したTさんに会える日を楽しみにしていますね。