「金融を強みとする専門性が高い会社」。将来性があるIT業界に絞って就活をしていたYさんが、コアネクストに抱いた第一印象です。面接担当者の人柄と雰囲気に惹かれたYさんは、自分と同じようにプログラミング未経験だった先輩社員と話す場を得て、この会社で働こうと決めました。
「勉強は大変。でも、喜びや達成感を得られる経験がたくさんある」。未経験でもできるのかという不安があったYさんは、コアネクストに入社して3年めの先輩社員の言葉とエピソードに後押しされたといいます。入社前にHTMLとCSSの学習をして新入社員研修に臨み、わからないことをそのままにせずに新たな知識とノウハウを吸収しました。
「7月から配属されたのですが、最初の1ヵ月は準備期間でした。8月からお客様のオフィスに常駐して働くことが決まっていたので、SQLやSpringというJava開発のフレームワークなど、現場で必要な知識を学びました」
学生時代から心の底にあった「未経験でもついていけるのか」という不安は、この頃もあったそうです。アサインされたプロジェクトは、資産運用サービスのシステムの保守・運用チーム。メンバーは10人で、お客様と同じオフィスで働いています。
Yさんが最初に担当した業務は、バッチプログラムの修正でした。発生した不具合のリストから、新人でも取り組めるものをピックアップしてもらい、先輩社員にフォローしてもらいながら修正するという業務です。個々の作業は難しくなかったのですが、システム全体を理解するのに時間がかかったといいます。
「関連するデータベースの構造と情報更新スパン、影響範囲などを押さえて作業を進める必要があります。まずは手を動かし、修正を進めながら覚えていくといった感じでした」
わからないことはすぐに聞くという姿勢は、研修の時から変わっていません。
「副担当として支えてくれた先輩が、わかるまで根気よく教えてくれたので、理解が深まりました。うれしかったですね。これまで働いてきて、とにかく人に恵まれたなと思います」
6ヵ月経った今は、引き続きバッチプログラムの修正を担当しつつ、お客様が使っているWebツールの権限移行も手がけています。ツールに紐づいたデータを変更する際に、システムを変えなければならないこともあり、想像以上に時間がかかることもあるそうです。
「最初の頃は、できるかどうか不安という気持ちが強かったのですが、仕事を覚えていくうちに、何か得意なことを作りたいと思うようになりました。上司に『このシステムは広くて深い』とよくいわれていたのですが、最近はそれを実感しています」
「知識の量を増やさないといけないと思いながら、広く浅く知っているだけでは成長したとはいえないので、自信をもってできる分野を見つけたいと考えています」
金融関連のシステム開発をやりたいと思ってコアネクストに入ったので、いずれは新規開発にチャレンジしたいというYさん。今の仕事のなかで技術と知識を高めていくことが、新規開発のプロジェクトに加わるためのステップと考え、日々の業務を着実に進めています。
「半年で最も変わったのは、コミュニケーションですね。お客様に何を伝えるのか、上司にどんな報告と相談をしないといけないのかを整理して、仕事を進められるようになりました。社会人として基礎のレベルではあるのですが、自分が最低限やらなければならないことは身についたかなと思います」
現在の目標は、仕事を教えてくれる3年めの先輩のようになることです。
「システムに関する知識、業務スキル、コミュニケーションなど、さすがと思うことばかりで、目の前にお手本がある環境をありがたいと感じています。今は、いろいろお聞きして仕事を覚えているので週5日出社ですが、自分のペースで働けるようになったら、1日はテレワークにしたいですね」
自分に求められていることと目標を冷静に見つめながら、着実に成長の階段を上っているYさん、応援しています。