長年働いてきた社員にとってはアタリマエなことでも、若手からすれば「ナニソレ!?」なルールやマナーがあるものです。ソルクシーズの社内ルールやベテランの振る舞いは、新入社員にどう映っているのでしょうか。
おそるおそるアンケートを取ってみたのですが、さほど大きなカルチャーギャップはなさそうです。「変なトコ」として挙げられていたのは
「昼飯を食べないことが当たり前になっている人が数名いる」
「フリーアドレスのオフィスなのに、実際には同じエリアに同じ人たちが集まって仕事している」
「電話で謝りながら、頭を下げてる人が…」
なるほど。ホッとしました。これらは、ベテランでも納得でしょう。「ついつい忙しくて…」「同じプロジェクトのメンバーだから、何となく近くに座っちゃうんだよね…」といった「システムエンジニアあるある」的な変なトコは、やってるほうも“ヨソから見たらヘンなのかな”と、うすうす感じていることだったりします。
「変なトコ」に対して、「今の職場のイイトコ」のほうは、ソルクシーズならではの声が集まりました。「どんな立場でも意見をいえる」「会話が多い」「雰囲気が固くない」「有休を使いやすい」「フリーアドレスと無線LAN」「考え方が古い人が少ない」。
ずっと同じ会社で働いていると、「ウチの会社は何かとユルいのではないか?」などとネガティブに捉えたりしがちですが、若い世代は上下の壁の低さや自由な雰囲気を好意的に受け取っているようです。
おもしろかったのは、昭和の頃のオフィスにありがちだったカルチャーについて、「いいと思う」「ルールなら従う」「ありえない」の三択で答えてもらった設問です。
「いいと思う」がひとつもなかったのは、「上司が買ってきたお土産や取引先からのいただき物は女子が配る」「お客様へのお茶出しは女子の仕事」といった”女性限定”とされがちだった古いしきたり。
「行ってらっしゃい」「おつかれさま」などの挨拶はやって当然と考えている新人が多く、「電話は新人が率先して取る」「打合せ中のスマホチェックには、すみませんとひとこと」もイエスが多数派でした。
「電話は新人が率先して取る」というような“〇〇だからXXする”というルールには“きゅうくつさ”を感じている方もいましたが、電話の取次ぎを含むこのルールにはもともと「新人に、顧客や社員の名前を早く覚えてもらおう」という狙いがあった、ということを申し添えておきましょう。
アンケートで意見が分かれたのは、「会社を休む際の連絡は、メールやメッセ―ジではなく必ず電話をかける」という設問です。上の世代は、仕事の連絡は電話が常識、と考えている人が多そうですが、新人は「ルールなら…」が最も多く、次いで「いいと思う」「ありえない」が同数。今や電話必須派は少数のようです。
誤解のないように添えておくと、新人たちは「LINEで済まそう」といっているわけではなく、「上司も忙しいから」「メールやメッセージのほうが確実」という理由があってのこと。「デジタルツール=没コミュニケーション」「メッセージひとつでは失礼」と考えがちな上の世代ですが、このあたりの感覚は変わりつつあるようです。
意見はいろいろあれど、新人たちが積極的に考えを聞かせてくれたことに安心したアンケート結果でした。…みんな、ホンネで答えてくれたよね?!