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ITトレンドレポート

クラウドの基礎を押さえよう

ITトレンドレポート

今回お話しするキーワードは「クラウド」。
新しいIT技術として耳にする機会も増えているのではないでしょうか?

「クラウド」とは、英語で「雲」という意味。
システム業界では、元々、インターネットを表現するのに雲のイメージを用いていました。
そこから派生して、「クラウド」はインターネットの向こう側にあり
“様々なモノを借りられる”モノと定義づけられています。

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クラウドを使って、借りることのできる様々なモノとは、どんなものがあるでしょう?
基本の三つをご紹介します。

(1)“アプリケーション”を借りる(SaaS)
(2)“サーバーなど物理的な資産”を借りる(IaaS)
(3)“アプリケーションの実行環境”を借りる(PaaS)

はい、ここまで読んでで30秒です。
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!もっと詳しく!知りたい方は、以下でそれぞれ詳しくご説明します。

■“アプリケーション”を借りる(SaaS)
クラウドの中でも一番身近なものがSaaS(Software as a Service)です。
下記のようなサービスがこれに当てはまります。

Gmail/iCloud/Dropbox/Evernote/Twitter/Facebook/Microsoft® Office 365/Google Apps for Business/Cloud Shared Officeなど。。。

いずれもユーザー数は多く、利用したことがあるサービスもあるのではないでしょうか。
これらはアプリケーション(サービス)を「ネットの向こう側」から提供しています。
特徴としては、アプリケーションとして完成しているがゆえ、
カスタマイズが難しいという点があります。

一つのサービスが一つの用途に特化しているので、
目的に合わせて複数のサービスを組み合わせて利用することになります。
そうすると登録するアカウントの数が増え、管理が大変になるリスクも生じます。

このようなサービスを利用する際には、社内のニーズに見合うサービスの選択を
慎重に行わなければなりません。

①社内で必要としている機能は何か?

②それを実現するサービスの選択

また、サービスを選定する際にはセキュリティー面を軽視してはいけません。
特に、「共有できる範囲」と「共有できてしまう範囲」の違いに注意してください。

この部分を見誤ると、社内秘のデータが全世界に公開されてしまうなどの
トラブルを引き起こしてしまいます。

例えば、Googleカレンダーでスケジュールを共有しようとすると、無料版では簡単に全世界と共有されます。
このようなミスは管理者としては避けなければならないことです。

この場合、Google Inc.が提供する有料サービス「Google Apps for Business」を使えば安全です。
Google Apps for Businessは、管理者に共有範囲を制御する権限が与えられているので、
ミスによる情報流出を避けることができます。

サービスを選定する際は、価格だけで無く、セキュリティーやバックアップ機能、
管理者による集中管理が可能か?といった点もしっかり確認しておきましょう。

①価格・機能だけでなく、セキュリティー。
②管理者による集中管理できる方が好ましい

■”サーバーなど物理的な資産”を借りる(IaaS)
クラウドでは、サーバーなどインフラを借りることもできます。
これにより、既存の社内システム(ソフト)を使い続けながらクラウドを利用することができます。

このような形態を、IaaS(Infrastructure as a Service)と呼びます。
クラウド型サーバーと従来のレンタルサーバーとの大きな違いは、“自由度の高さ”。
OSの選択肢があることや、1日3時間だけ利用するといったフレキシブルな運用が可能です。

ただし、提供されるのはサーバーなど物理的な資産だけなので
アプリケーション用ソフトは別途、用意する必要があります。
ちなみに、追加機能を使用すると、アプリケーションの実装は楽になりますが、
業者間の移動は難しくなることを覚悟しておかなければなりません。
また、サーバー構築のためにそれなりの知識も求められます。

最近では、追加機能を提供しているサービスも多く、
後述する「PaaS」との区別があいまいになってきています。

<IaaSを提供する主な企業>
・Amazon.com, Inc.
・Microsoft Corporation
・Google Inc.
・International Business Machines Corporation (IBM)
・日本電気株式会社 (NEC)
・富士通株式会社
・株式会社エヌ・ティ・ティ・データ (NTTデータ) など

①自由度は高いが、構築のための知識が必要
②社内の既存システムの再利用が可能な場合が多い。
③追加機能を使用すると、アプリケーションの実装が楽になるが業者間の移動が難しくなる。

■”アプリケーションの実行環境”を借りる(PaaS)
ニーズに合うアプリケーションがなく、
サーバーを構築する技術力も無い場合、
アプリケーションの実行環境だけクラウドから借りるという手段があります。
この形態を、PaaS(Platform as a Service)と呼びます。

ちょっと難しい話になってきますが、
IaaSはインフラまで、PaaSになればミドルウェアまで借りることになります。
(※ミドルウェアとは)

例えば、Google Inc.が提供しているPaaSで、
Google アカウントに統合してユーザー認証する社内システムを構築しようとすると、
データベース、アカウント認証、負荷分散、メール送信などの各機能はGoogle Inc.が提供してくれます。

なので、実際の業務部分に集中して開発することができます。
ただし、「1回の処理時間が30秒以内」などの制限があります。
このように、制限はあるけれど、高度な機能を簡単に使用できるのがPaaSの特徴です。

ここで気をつけなければならないのは、ミドルウェアは各社違うので、
業者間の移動は難しくなる傾向にあるということ。覚えておきましょう。

提供されている機能と制限を十分に比較検討することが大切です。
制限によっては、システム自体の再構築が必要になる場合もあります。

<PaaSを提供する主な企業>
・Microsoft Corporation
・Google Inc.
・Salesforce.com, Inc. など

ちなみに、Microsoft CorporationとGoogle Inc.は、同じブランド名でIaaSとPaaSの両方を提供しています。

①簡単に高度なアプリケーションが作成できる。

②サーバーの構築技術など、インフラの知識は必要ない。

③提供されている機能と制限を十分に検討すること。制限によりシステム自体の再構築が必要になる可能性もある。

※ミドルウェアとは…
OSとアプリケーションソフトの中間的な性格を持つソフトウェアのことを指します。
クライアントPCからリクエスト(命令)を受信する処理や、
データベースでデータを管理する処理など、
業務と関係ない処理は既存のソフトを導入することで開発コストを下げることができます。
システムを構築する場合、ゼロからすべて開発する必要はありません。

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 次回は、クラウドを利用したビジネスについてご紹介しようと思います。お楽しみに。

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