IT業界でニーズが高い技術・知識を習得できる自学自習システム「Solxyz Academy(ソルクシーズアカデミー)」や、社外のeラーニングサービスの活用など、さまざまな形で社員の学習を支援しているソルクシーズ。会社が用意している学習環境だけでなく、社員が企画した勉強会も開催されています。
今回、紹介するのは、社内サークルのひとつである「IT技術研究会」が主催した勉強会。Aさんが講師を務めたのは、国内シェアトップクラスの純国産RPAツール「WinActor」について学べる講座です。
「ソルクシーズがお客様にご案内しているWinActorについて、導入プロセスや、シナリオ作成という自動化の手順などについて、知見がある人を増やしたいというニーズが社内にありました。春先に1度、研修を実施したのですが、まだまだ人材が足りないということで、IT技術研究会主催という形で勉強会を実施することになったのです」
お客様からいただく開発案件に対応する体制を強化することが、今回の勉強会の目的でした。11月に開催されたプログラムは、全6回。WinActorのトライアル版を使って、タスクの自動化の手順を学ぶ実践的な講座です。
「IT技術研究会のメンバーが告知して、私がプログラムと当日の講義を担当するという役割分担です。受講の申し込みがあったのは、システム開発やクラウドの部署の技術者からでした」
それぞれに受講の動機を聞くと、「お客様の会社で他部署が使っており、WinActorについて知っておく必要があった」という「すぐに必要派」がメイン。これに加えて、「顧客提案の引き出しとして持っておきたかった」「最新のITサービスに関する知識を広げたかった」といった「学習意欲高い系」もいました。
社員が主催する勉強会のいいところは、お客様と接している営業担当やシステムエンジニアのニーズに合った企画を立てられること。また、教えるのも学ぶのも社員なのでコミュニケーションが取りやすく、ニーズに即した内容のプログラムを用意できるのもメリットといえるでしょう。
「今回は、IT技術研究会が枠を作って、私が手を挙げて企画決定!というプロセスだったので、やりやすかったですね。それぞれの社員が、自発的に得意分野を研修プログラムにするという流れができればいいなと思います」
2023年になって、さっそくWinActorの新規受注が入っており、今後もさまざまなお客様にご案内する機会ができる見通しです。今後も、会社が開催する研修と、社員主催の勉強会が継続して行われるのではないでしょうか。
ソルクシーズの社員が立ち上げた勉強会をレポートするシリーズの第2回は、「高度情報処理技術者試験とファイナンシャルプランナー3級の資格対策講座」を紹介します。講師を務めた社員は、定年を間近にして立候補したHさん。手を挙げた理由は、「忙しいなかでも、勉強したいという社員を応援したかった」からだそうです。お楽しみに。