ソルクシーズが見守り支援システム「いまイルモ」をリリースしたのは2013年。当初のターゲットは独り暮らしの高齢者の安否を気遣うご家族で、リビングや寝室の温度・湿度・照度や在室の状況などをモバイルで確認できるサービスとして提供していました。
その後、部屋の状態を検知するセンサーの進化とともに見守りのニーズは拡大し、病院や高齢者住宅、有料老人ホームなどで使われるようになりました。ベッドを検知する離床センサー、脈拍や呼吸の有無がわかる非接触バイタルセンサー、徘徊防止のためのドアセンサーなど多様な機能を備えた現在も、さまざまな施設で導入されています。
2024年12月には、「いまイルモ」の導入による能登半島地震被災者支援の災害復旧・復興支援プログラムがスタートしました。社会福祉法人七尾市社会福祉協議会に、50セットを無償で提供。七尾市内の仮設住宅やみなし仮設住宅に順次設置され、24時間365日の見守り支援が始まっています。
「いまイルモ」がサポートするのは、仮設住宅の入居者の異常検知、生活パターンや部屋の状況などのデータを活用した健康管理、孤立防止のためのイベント企画などによるコミュニティ形成です。
入居者の生活パターンを把握したうえで、これまでと異なる兆候があればいち早く状況を確認し、対応する必要が生じた場合は関係者に連絡。データが蓄積されれば、健康な生活のためにチェックすべきことを共有するなど、見守りの質を高めることができます。
在室の時間が長くなった方には、生活していくうえでの困りごとなどを聞き取り、希望者には入居者同士の交流やイベント参加を促す案内を送るなどの施策を行うことができます。七尾市社会福祉協議会とは、定期的に連絡会を開催することになっており、プログラムの進捗状況や効果を共有したうえで改善策を講じていきます。
既に集まり始めている利用者からの声を聞くと、「24時間、いつでもわかる」「手軽に使える」といったあたりが好評です。見守られる方の安心感と、見守る家族の不安の軽減につながっているようで、「『いまイルモ』を通じて、コミュニケーションが活発になった」という声も寄せられています。
「『ご飯食べたのかな?』『お風呂かな?』など細かな生活の様子がわかって便利」
「見守られている感じがするのは安心」
「離れた場所にいると感じる不安が軽減された」
「子どもが室温を心配してくれるなど、コミュニケーションが増えた」
「いまイルモ」のスムーズな導入と活用のために、現地に足を運んだソルクシーズの社員も、実際に利用している方々にヒアリングを行っています。「震災後に家族と離れて暮らすようになり、心配だった」という女性は、こんなことを話してくれました。
「台所に立たなくなったとか、お風呂が長いとか、生活がわかると安心する」
「LINEはあんまり見ないのに返事がないとかいわれるし、メールも忙しいとやりとりするのが煩わしいけど、(いまイルモだと)空いた時間に『どうしてるかな』と、ちょっと確認すればいいのでラク」
「24時間、センサーが動いてくれているのがわかるのも安心。センサーは嘘つかないから(笑)、何しているのかちゃんとわかる」
ソルクシーズは、七尾市の取り組みをモデルケースとして運用のノウハウを蓄積し、他の自治体や施設などでの導入や、全国の災害復興支援に活かしていきます。「いまイルモ」に興味がある方は、サービスサイトをご確認ください。