DXで日本のビジネスをサポート|ソルクシーズ公認ブログ

ソルクシーズの製品・サービス

ソルクシーズが解説する「今さら聞けないIT用語2023」【クラウド/DX】

ソルクシーズの製品・サービス

いざ説明しろといわれると、うまく語れないIT用語。AIやDXなど、IT業界の常識ともいえる言葉でも、どんなふうに表現したらいいか迷うという人が多いのではないでしょうか。

ましてや近年は技術の進化が速く、最新の考え方やサービスが続々と登場します。「今さら聞けないIT用語」の第2回は、クラウドとデジタルトランスフォーメーション(DX)の最新事情を解説します。

今さら聞けない「クラウド」

ここ数年で、急速に進化を遂げているクラウドコンピューティング。ひとことで説明すると、「自前のサーバーやストレージ、ソフトウェアを介さず、インターネットを通じて必要な分だけサービスを利用できる形態」となります。

2006年からサービスが続々とリリースされ、2010年代に普及したクラウドは、企業活動になくてはならないものになりました。2020年に総務省が実施した「通信利用動向調査」によると、クラウドサービスを利用している企業は64.7%となっています。

近年は、複数の企業が共有するパブリッククラウドと自社専用のプライベートクラウドを組み合わせるハイブリッドクラウドや、複数のサービスを連携させるマルチクラウドを選ぶ企業が増えています。金融業界や通信業界、公共系のシステム開発案件が多いソルクシーズも、クラウドを利用するプロジェクトを数多く手がけています。

さらにソルクシーズは、クラウドを活用した自社サービスも多数展開しています。企業向けオンラインストレージ「Fleekdrive」、クラウド帳票サービス「Fleekform」、個別クレジットシステム「杯王(カップオウ)on Cloud」などは、ターゲット層のニーズに応じてバージョンアップを続けているサービスです。

セキュリティ強化やサービスの高速化が求められる領域では、複数のロケーションでITインフラを稼働させる分散クラウドが注目されています。複数のサービスを使うマルチクラウドとの違いは、単一のクラウドサービスを分散させて活用すること。5Gの普及によって、大量のデータを高速処理するサービスが続々と登場すると、分散クラウドを導入する企業が急速に増えると予想されています。

今さら聞けない「DX」

デジタルトランスフォーメーションは、今さら聞けないというより、ずっとうまく説明できない概念といったほうがしっくりきます。あらためて、経済産業省の定義を見てみましょう。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

ややたどたどしいので、こんな説明ではいかがでしょう。「デジタル技術によって製品、サービス、ビジネスモデルと組織、業務プロセスなどを変革すること」。企業のDX推進をサポートしているソルクシーズの事例を見ていただければ、さらにわかりやすくなります。

地方銀行やクレジットサービス参入企業向けには、新たなサービスを展開するプラットフォームを構築。キャッシュレス決済システムや、コンビニを対象としたスマホのQRコード決済システムなどの導入もサポートしています。

製造業や建設業、鉄道会社向けのDX支援は、画像や音、振動を解析して工場の不良品発生や機器トラブルを未然に防ぐ状態監視。介護業界向けの高齢者見守りシステムや、自動車教習所向けのオンライン学科教習システムは、介護施設の巡回や教習生の送迎といった業務の効率化に貢献するサービスです。

組込みソフトウェアの現場におけるさまざまな課題を解決に導くエクスモーションも、自動車業界のDXを支援する企業です。業務プロセスや技術に関するコンサルティングから人材育成支援まで、トータルなソリューションをワンストップで提供しています。

2021年に総務省が行った「デジタルトランスフォーメーションによる経済へのインパクトに関する調査研究」によると、DXに取り組んでいる企業は40%に留まっています。コロナ禍による先行き不透明感が緩和された今、本格的にDXを推進する企業が増えつつあるようです。

「今さら聞けないIT用語2023」の第3回は、AI/機械学習とX-Tech(クロステック)について紹介します。

タイトルとURLをコピーしました