経済産業省主導で、「一般社団法人キャッシュレス推進協議会」が設立されたのは2018年7月。「2025年までに、キャッシュレス決済比率を40%に引き上げる」という目標を掲げた政府の推進施策によって、2015年に18.2%だったキャッシュレス比率は2021年に30%を超えました。
「キャッシュレス決済において日本は後進国ですが、NP後払いのような独自のBNPLを導入する企業は確実に増えています」と語るのは、ソルクシーズでBNPLおよびクレジット事業立ち上げのコンサルティングを手掛けるHさんです。
BNPL(Buy Now Pay Later)は、後払い期間が2ヶ月以内であれば割賦販売法の規制を受けないこともあって、金融機関以外の企業からもサービス立ち上げの相談が増えているといいます。
「ソルクシーズが提供している個品割賦特化の基幹業務システム『HYBRID杯王(カップオウ)』がBNPLサービスの提供を検討しているお客様でも好評です。BNPLサービスを、スピーディーかつ低コストで立ち上げられるのが最大のメリットですね」
顧客管理とセキュリティに関する要求レベルが厳しい大手金融機関でも、9ヵ月程度で導入に漕ぎ着けた事例があるとのこと。会員管理・債権管理・請求・入金などの基本機能を搭載した「HYBRID杯王(カップオウ)」は、カスタマイズがしやすい仕様になっており、多数の外部システム連携にも対応できます。
「外部の別なシステムとの連携が10ヵ所以上もある大規模なカスタマイズ案件があったのですが、思いのほかスムーズに対応できました。債権管理機能がデフォルトで付いているパッケージなので、フルスクラッチの開発と比べると、半分ぐらいの工数で構築できます」
これまでは、クレジット系企業からの相談が多かったのですが、最近はエステ、スポーツジム、学習塾などからの話が増えているそうです。
「BNPLは新しいサービスですが、その基本となるのはクレジットの考え方です。クレジットとBNPLの融合サービスなど、前例のないユニークな発想による新しい金融サービスが次々と生まれており、お客様からみると、クレジット業務コンサルティングの知識および経験が大変参考になるそうです」
クレジット業務に精通しているエキスパートが、BNPL事業に対する採算計画サポートや法要件確認だけでなく、システムの仕様決定までトータルにサポートするのがソルクシーズの強みです。
「BNPLをはじめとした金融サービスは初めてという異業種参入企業や、初期コストを抑えたいという中小企業こそが、コンサルタントの出番だと思っています。『杯王』にはクラウドサービスもあるので、シンプルな導入なら1~2ヵ月で実現できます」
クラウド版の「杯王(カップオウ)on Cloud」
先進国と比べると、まだまだ遅れている日本のキャッシュレス決済。「fintechによって初期導入コストを軽減することで、さらなる普及に寄与したい」というHさんは、提携パートナーのネットワークを広げて導入企業の増加を加速させたいそうです。BNPLに興味がある方は、ソルクシーズのエキスパートにご相談ください。