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はばたけソルクシーズグループ

「組込みエンジニア」特集⑤ 古いシステムを救え!自動車業界のコンサルタント奮闘記 (後編)

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前回に続いて、古くなった「レガシーシステム」の救済に取り組んでいる組込みシステムのコンサルタントのお話です。

数十年に渡って変更、追加が行われ、元の設計が歪んでしまい、使いづらくなってしまったシステムを見直したい。とはいえ、新しいシステムを導入するとなると、開発費や教育費などのコストが膨大となるため、今あるものの改善で何とかやっていきたい。

こういった要望に対して、何をすればいいのでしょうか。

【株式会社エクスモーション】のコンサルタントは、
「システムを改修することだけが目的なら、高いスキルを持ったエンジニアが直接コードを書き換えるのが手っ取り早い」といいます。これをすると、どうなるでしょうか。

答えは、「しばらくすると元のように使いづらくなる」。そうです。システムの救済の目的は、直すこと自体ではなく、「業務効率を向上させ、ミスやトラブルを減らし、生産性と質を上げること」なのです。

救済セット

これを実現するために、コンサルタントが取り組むことは多岐にわたります。以下に、その一例を挙げてみましょう。

■エンジニアのスキル向上
・システムに関する知識、ノウハウ提供 ・業務の振り返り
・参考になる本、資料の提供 ・成功事例の共有

■チームワークの質を上げる
・情報共有の徹底 ・意見を言いやすい風土づくり
・会議の質を高める

■ルールの浸透、遵守
・コーディングルール、デザインルールの策定と告知

■マネジメントの質を上げる
・現場理解を高める ・マネージャー業務の優先順位付け
・定期的なレポーティングと迅速な意志決定プロセス

会社や職場によって、課題となっている事象が違うため、これらをすべて推進するわけではありませんが、コンサルタントはお客様自身以上にお客様についての深い理解が必要です。

「お客様のシステムのコードを自分が書き換えたり、マネージャー向けの勉強会を実施したりすることもあります」
(コンサルタントのAさん)

「お客様は自動車の制御技術の専門家ですが、システムやソフトウエアの開発技術については必ずしも専門家ではなく、他社や他業界の開発の仕方を知らない方もいます。お客様の質問にすべて答えて納得していただかなければ改善を進められないので、こちらも日々、勉強が必要です」
(コンサルタントのBさん)

開発現場のマネージャーが動いてくれなければ、何度も説明に出向いて納得してもらい、現場に直接足を運んで状況を確認することもあるそうです。

聞けばきくほど、コンサルタントは大変な仕事です。彼らは、何をやりがいとして、システムの救済に取り組んでいるのでしょうか。

「こうして課題を挙げていると、古くて何もできていない業界に思えるかもしれませんが、実際はそうではありません。忘れてはいけないのは、自動車業界のものづくりは、日本の最先端をいく技術を駆使したものであるということ。国際的な競争にさらされ、高い品質と生産性が求められるからこそ、今起こっているさまざまな問題を早期に解決しなければならないのです。

世の中の役に立つ、新しい製品を生み出している会社をうらやましいと思いながら、裏方としてその一端を担うことができていることに、やりがいを感じています。」
(コンサルタントのBさん)

次回は、組込み系システムで最先端のものづくりに取り組むエンジニアという仕事の魅力について紹介します。

 

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