「インフラ・基盤システムは技術革新のスピードが速く、新しい情報がどんどん入ってくる分野なので、変化を楽しみながら素直に学んでいける人がほしいですね。現場で新たなインフラについて学ぶこともあるぐらいです」
「大卒にはこだわっていません。専門学校卒でも、好奇心と学習意欲が旺盛ならいいと思います。パソコンや電子機器に興味があり、こんなことやってみました!といった下地がある人は自分に合った仕事を見つけられるでしょう」
クレジット基盤・運用部の柴田部長は、自らの組織に求められる人物像について、「変化に強い」「学習意欲が高い」という2点を強調しました。
お客様のオフィスに常駐している社員が多い部署ゆえ、新人はテレワークにせず現場を経験させる方針としており、新しい知識を吸収する機会は充分にあります。
とはいえ、いきなり現場配属となると、何をしていいかわからず戸惑う新人が増えてしまいます。昨年入社の社員に対しては、7月の配属から1ヵ月はインフラに関するライブ講習を集中して実施しました。
WindowsやLinuxに関する知識や、主要システムについて学べるプログラムを週に1~2回受講し、基本的な知識をインストールしてから現場に出るという流れです。「まずは浅く広く学んでほしい」という柴田部長。早く技術を覚えなきゃと最初から深掘りするのではなく、おもしろいと思えることを見つけてもらいたいと考えているそうです。
「将来的にはスペシャリストをめざすのもいいのですが、最初はあれもこれもと多面的に興味を持つ人のほうが成長するのではないかと思います。
システムエンジニアの採用においても、最近はコミュニケーション力を重視する傾向があるけど、学ぶ姿勢をもって周囲にアプローチしていける人なら、チームのメンバーやお客様とやり取りする力は自ずと周囲に磨かれていくんですよね」
「生真面目で人付き合いが得意でないタイプでも、情熱をもって仕事に取り組めれば、人間関係はできていくはずです。大事なのは、学ぶ姿勢ですね。そしてもうひとつ、好きと思えることを創れるかどうか」
「これはこうです」と、ひとつの考え方に固執してしまったり、「これ以上はわかりません」と限界を決めてしまったりするタイプは向いていないとのこと。楽しむという気持ちをもって、目の前の業務に向き合える人が成長する仕事だと語ってくれました。
後編では、現在のクレジット基盤・運用部が即戦力として迎え入れたいキャリア採用の人材について聞いてみました。