ソルクシーズは、「ジャパンラグビーリーグワンDIVISION3」に所属する『ヤクルトレビンズ戸田』を応援することになりました。
「ジャパンラグビーリーグワン」は、日本全国を対象とした国内最高峰ラグビーリーグで、トップに位置するDIVISION1から2、3とランク分けされています。今回応援する『ヤクルトレビンズ戸田』は、昨年からDIVISION3に参入しました。
株式会社ヤクルト本社およびグループ販売会社の社員をベースとし、近年は強化のため社外の選手やラグビー強豪国であるニュージーランドの選手も招へいしているそうです。
試合開始前に記念写真撮影に対応してくださいました
左から 岡崎拓人選手、白井吾士矛選手、多田潤平選手(共同C)、
(ソルクシーズ社員をはさんで)アントニオ・ミカエリトゥ選手、徳重元気選手
株式会社ヤクルト本社様は、ソルクシーズの主要取引先の1社であり、ラグビーチームにはシステム部門でソルクシーズ社員と一緒に働いている選手もいらっしゃいます。
そのご縁で会社として応援することになり、3/1(土)の『クリタウォーターガッシュ昭島』戦の観戦に臨みました。間近でラグビー観戦するのは初めてです。
前述したソルクシーズ社員と働いている選手の岡崎拓人(おかざきたくと)さんに「試合会場でのラグビー観戦は初めてですが、試合でどんなところを見ると楽しめますか?」と聞いてみました。
2月2日『狭山セコムラガッツ』戦でチームメイトを鼓舞する岡崎選手(写真中央)
「選手と選手がぶつかる“パンッ”っていう音を聞いていただきたいな、と思います。うちのチームは小柄な選手が多いので、そんな選手たちが大きい選手にぶつかりにいったときの音を感じていただきたいです」
なるほど、音ですね。それを楽しみに応援・観戦したいと思います。
試合会場は、東京・調布市にある「AGFフィールド」。2019年ラグビーワールドカップでニュージーランドとウェールズの三位決定戦が行われた「味の素スタジアム」の補助球場にあたります。
試合開始までに観覧席(メインスタンド)はほぼ埋まり、バックスタンドである芝生エリアにも多くの方々がいらしていました。
12:00キックオフ。開始後すぐに『ヤクルトレビンズ戸田』が先制トライを決め、コンバージョンゴール(トライ後に与えられるゴールキック)も成功して7点を先取。
ラックからテンポよく攻撃を仕掛ける多田潤平選手
しかし、その後は相手チームにトライを重ねられ、7対41と大差をつけられて前半終了。巻き返しを望みつつ、ハーフタイム突入です。
ハーフタイムにファンサービスとしてミニ・ボールを投げ入れる控え選手のみなさん
記念撮影の際に私もいただきました
そして後半戦スタート!
『ヤクルトレビンズ戸田』の選手たちは果敢に相手選手にぶつかり突破を目指しますが、タックルに阻まれたり、ファウル※があったりしてパスがつながりません。
(※ラグビーでは正しくは“ペナルティ”と言います)
今回は、メインスタンドとは逆サイドでプレイが展開されることが多く、岡崎さんに教えてもらったタックルでの“ぶつかり音”を感じることはできなかったのですが、スクラムでぶつかり合う際に選手たちが出す「う゛ん!」とも「おぅっ!」とも表現しがたい迫力ある掛け声を何度も聞くことができました。
スクラムを組む直前の選手のみなさん
その後も相手チームがトライを重ね、大差をつけられたまま後半あとワンプレイを示すホーンが鳴り響きました。
「最後に、あとワントライ決めてほしい!」と願う『ヤクルトレビンズ戸田』ファンが見守る中、見事トライを決め、結果は12対56でノーサイド。残念ながら勝利とはならず。
前後半40分ずつ、ハーフタイム15分を足すと観戦するのは「長いなぁ」と試合前は思っていたのですが、終わってみれば夢中で応援して、あっという間の約2時間でした。
ラグビーは選手が入り乱れることが多く「今、何をやっているの?」「今のペナルティは何?」とわからないこともありましたが、プレイが止まるたび実況の方が「今は〇〇(ペナルティの名前)で、スクラムからの試合再開です」などとマイクで解説してくれるので、初心者の私でも試合についていくことができました。
また、メインスタンド席は応援するチームごとに左右に分かれており、観戦途中に声をかける応援フレーズが用意されていたり、チームタオルを振りまわしての応援タイム(一度やってみたかった。笑)などがあり、試合をエンターテインメントとして楽しめる工夫もされていると思いました。
試合後には、退場口前で選手の方々による来場者“お見送り”イベントが開催されていて、ファンと選手のみなさんが交流している姿が印象的でした。
試合後、バックスタンドのファンに挨拶する選手のみなさん
晴天のもと、緑の芝が美しいフィールドを前にして、声を出して応援するのは気持ちがよかった、選手のみなさんナイスプレイでした!、、、とキレイに記事を締めくくることもできたのですが、モヤモヤした気持ちが残ったのでもう少し続けます。
帰り道、ふつふつと悔しさが込み上げてきました。自分がプレイしたわけでもなく応援しているだけでしたが、「負ける」というのは悔しいものです。
勝つというのは、単に相手を負かすということではなく、昨日までの自分を超える、ということ。
多くの人の中には無意識の「もっと強くなりたい」「成長したい」という気持ちがあって、戦う選手たちにそれを投影するのかもしれない、と思いました。そのシンクロ度合いが強くなるほど、熱いファンになっていくのかもしれませんね。
「もっとラグビーに詳しくなって、熱く応援できるようになりたいなぁ」と思った観戦の帰り道でした。
最寄り駅「飛田給」駅近くにあったマンホールのふた
※記事中のクレジット入りの写真は『ヤクルトレビンズ戸田』からご提供いただき使用しています。