「大抵のことは、テレワークでも充分対応できます」。ソルクシーズグループの社員は、在宅勤務に対して、総じてポジティブに受け止めているようですが、いくつか改善しなければならないこともあるのです。
テレワークレポートの第3回は、業務上の変化について現場の実感を集めてみました。
「何だかんだで、出社しなくてはならない日があります」と語る社員に、その理由を聞いてみると…
「営業は、会社に電話がかかってくるので、全員テレワークというわけにはいかないですね。月末月初の検収対応や、見積書や注文書にどうしても印鑑が必要な時も、会社に足を運んで対応しています」というのはSさん。
営業事務のKさんも、「見積書作成、発注、納品書&請求書精査の8~9割はテレワークでいけるんだけど、請求書の印刷と捺印が必須という現行ルールでは、そのために出社しないと」と同様のコメントです。
コロナウイルス対策ということで、急にテレワークシフトとなったため、承認フローの簡易対応はしているものの、Web決裁や電子認証などの仕組みは未導入。
テレワークを活用すれば、社員の満足度と業務の生産性が同時に向上するとなれば、社内の決裁フローは大きく変わるかもしれません。
外部企業とのコミュニケーションや、各種帳簿の発行がスムーズになるFleekdriveやFleekformをリリースしているソルクシーズグループゆえに、ビジネスにおけるリモート対応のメニュー拡張を期待していいのではないでしょうか。
さらに営業では、こんな悩みもあります。
「新規の営業が非常にやりにくいのが、テレワークの最大の課題です。高齢者見守り支援システムの『いまイルモ』は、在室確認や室温のチェックができる実際の画面を見せて説明しないと、商品のよさを実感していただけないので…。お客様に会いにいける状況になったら、すぐに訪問できるように、資料を作ったりしています」(いまイルモ営業)
新規開拓がしにくいと嘆くTさんだけでなく、初めて話をする企業とのWeb会議は難しいという声が続々と挙がっています。
このほか、困っていることとして、「報告・共有のためのレポート作りが増えた」「自分で歯止めをかけないと、エンドレスで働いてしまう」「細かい作業内容の擦り合わせは、直接顔を合わせてやったほうが断然スムーズ」といったコメントがありました。
最後に、思いのほか多かった悩みを紹介して、レポートを締めたいと思います。
「3日で飽きてきました。週1ぐらいは会社に行きたいです」
「やはりたまには出社して、メンバーと顔を合わせたいです」
寂しがり屋には向いてないんですよね、テレワーク。
「テレワーク はかどらなければ 引きこもり」
「テレワーク 誰ともしゃべらず 夜になり」
(詠み人知らず)
全3回のレポートで「新しい働き方の改善点」が見えてきましたね。みなさんのテレワークの参考になれば幸いです。