2023年7月、ソルクシーズが資本提携しているエーアイ社が、ChatGPTを活用した法人向けAIチャットサービス「AIPal Chat」の提供をスタートしました。
ソルクシーズがエーアイ社と資本業務提携をしたのは2007年7月。エーアイ社は、当時すでに独自のコーパスベース音声技術による音声合成製品で顧客・同業他社から高い評価を受けていました。
一方、ソルクシーズではかねてから安定的な収益基盤を構築するために、主力であるSI事業との両輪でストック型ビジネスの拡充に取り組んでおり、両社のニーズが合致したことで提携に至ったという経緯があります。
さて、本題に入りましょう。急速に利用者が増えている「ChatGPT」は、個人で使う分にはいいのですが、入力データが自動的にAIの学習に使われてしまうため、機密情報などを扱う法人の場合は限られたシーンでしか利用できないという難点があります。
そんなChatGPTをベースとしたAIチャットを、法人が安全かつ便利に利用できるようにしたのが「AIPal Chat」です。
AIPal Chatに入力したデータは、AIのトレーニング・改良に利用されない仕組みになっており、最大30日間保持されたあと削除されるため、法人でも安心して活用できます。
ChatGPT同様のAIチャットに質問をしたり、文章を翻訳・要約したり、自動で文章を生成したりできる便利な機能も搭載。ChatGPT自体より高い利便性を備えています。
たとえば、さまざまなシチュエーションに対応したプロンプト(命令文)のテンプレート。120以上の定型文が用意されており、ボタンひとつで簡単かつ効率よくプロンプトを入力できます。
ChatGPTからの回答の質は、ユーザーがどのようなプロンプトを入力するかに大きく左右されます。
その点、「AIPal Chat」のテンプレートは、プロンプトエンジニアリングの経験が豊富なエーアイ社のスタッフが作成しているので、ノウハウがなくても精度の高いレスポンスを得ることができるでしょう。
加えて、文章作成・メール送信・問い合わせへの回答といった定型的な業務に合わせて、個別のプロンプトを追加注文できます。
業務活用コンサルタントのオプションもあり、チャットAIを自社に最適化した形で活用することも可能です。
エーアイ社が20年にわたり研究・開発を続けていた音声技術により、音声インターフェースを使った入力ができるのも強みです。PCはもちろん、スマホでも直感的に操作できるうえに、ハンズフリーでの入力もできます。
また、企業単位で契約をすればすべてのアカウントを統合管理できるため、個別のアカウントごとに契約する必要はありません。
社内環境向けのカスタマイズやシステム構築を行うプランも用意されており、スムーズに運用を始められそうです。
最先端のAIチャットを社内の生産性向上に役立てたいとお考えの方は、ぜひAIPal Chatの公式サイト をご覧ください。