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ITトレンドレポート

キャッシュレス、モバイル、DXが成長 FinTech8領域の最新トピックス【後編】

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注目度の高いFinTech8領域の最新トピックスを、【前編】【後編】の2回にわたりレポート。【前編】では「個人資産管理」「投資支援」「保険」「会計・経営」の4領域について最新の動向を紹介しました。

【後編】では引き続き、残る4領域のトピックスについて深掘りしていきます。

金融機関からの融資に依存しない新たな「資金調達」の方法として注目されているのが、「ソーシャルレンディング」です。

既に定着しているクラウドファンディングは、起案者がプロジェクトを実現するために資金を募ることができるプラットフォーム。対して「ソーシャルレンディング」は、資金調達をしたい法人と個人投資家のマッチングを行うサービスです。投資家の代わりに、法人の募集・審査や貸付・返済金の分配を実施します。

融資関連では、新たなソリューションも注目度が高まっています。財務諸表を中心とした企業事業計画に基づく融資判断ではなく、法人の取引履歴などを収集してビジネス状態を評価する「トランザクションレンディング」。これにより今後は、非金融業の貸金業参入が促進されると予測されています。

キャッシュレス決済」もFinTechを語るうえで欠かせない領域のひとつです。2025年の国内市場は約153兆円に成長するという予測もあり、将来性の高い領域といえるでしょう。

クレジットカード決済だけでなく、電子マネー、QRコード決済、バーコード決済など、スマートフォン1台で手軽に決済できるサービスの利用者が増加中。支払い履歴が自動的に記録されるため、家計簿アプリとの連携でさらに利便性を高められます。

特定の国家が価値を保証する従来の通貨に対して、FinTechの活用によって価値が保証された民間の通貨が「仮想通貨」です。専門取引所を経由して、円・ドル・ユーロ・人民元といった法定通貨との交換ができ、取引は主に電子データによって行われます。

2021年11月に、ビットコインの価格が落ち込み、2022年5月はUSTというステーブルコインが暴落するなど、ネガティブなニュースが続いていますが、2023年以降は仮想通貨全体が持ち直すと予測されています。

この仮想通貨の価値保証に使われるのが、世界中のコンピューターが対等な関係で情報を送受信することで、正確な取引履歴を維持する「ブロックチェーン」です。

これまでの中央管理型システムと比べて、サーバーの導入・セキュリティ対策・運営にかかるコストが少なく、サーバーダウンも起こりにくいのが特徴です。データの破壊・改ざんも防止できるため、仮想通貨のほかにもNFTや行政サービスのデジタル化など、さまざまなソリューションを実現しています。

このように幅広い領域に変革をもたらしているFinTech

ソルクシーズではもともと得意としていた証券・銀行向けのシステム開発から、金融分野全体に取り組みを拡大して、さまざまな関連事業を展開しています。

たとえば個別クレジットの基幹業務システム「杯王 on Cloud」は、中小規模のクレジット会社、クレジット事業部・サービスの所有会社、個別クレジット事業を新たに立ち上げる会社向けに、受付・審査から請求・入金までの一連業務をサポートする債務管理クラウドサービスです。

またキャッシュレス決済の分野では、グループ会社のアリアドネ・インターナショナル・コンサルティングがサービス立ち上げ時のコンサルティングやセミナー、社内教育サービスを展開中です。

ソルクシーズグループは、これからもブロックチェーンや仮想通貨などの開発案件に加えて、個別クレジット事業のサポートやキャッシュレスサービスの導入支援にも積極的に携わっていきます。FinTech関連のシステム開発やサービス立ち上げを考えている方は、ぜひお問い合わせください。

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