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ITトレンドレポート

3年後どうなる?「5Gマーケットの今」【後編】

ITトレンドレポート

2020年の商用サービス開始以来、日本でもエリアを拡充している5G前編では、5Gの概要やマーケットの現状について解説しました。後編では、5Gが実現させるであろうさまざまな未来について、深掘りしていきます。

5Gがもたらすメリットとして、最初に挙げられるのはストレスフリーなインターネット環境です。通信の遅延がなくなれば、リモート環境での会議もより対面に近い状態で行えるようになるでしょう。在宅勤務やオンライン授業がさらに普及するかもしれません。

インターネット上にある動画・映画などのコンテンツは、ダウンロードにかかる時間が劇的に短くなります。大容量のデータ通信が可能になることによって、4K/8Kの高画質や、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)の技術を駆使した没入感のある映像体験を楽しめるようになるでしょう。

VR/ARの技術は、末期がん患者などの身体的・精神的な苦しみを和らげるなど、医療分野への活用も期待されています。

さらに5Gは「機器を遠隔操作する技術」の飛躍的な進化をもたらします。遠隔手術、自動運転、危険物の処理など、わずかな通信の遅れが大きな事故につながる可能性のある領域では必須となるはずです。ロボットやドローンの遠隔操作により、工場・物流・店舗・空港などの無人化も進むと見込まれています。

多数接続が可能になることで、家電・照明・自動車といったあらゆる「モノ」をインターネットに接続するIoTが発展するのも重要なポイントです。

ウェアラブル端末を利用して、患者の健康に関わるデータを医師がリアルタイムでチェックしたり、製造・物流・消費の一連のプロセスが可視化されることでより効率的になったり、さまざまな領域でIoTデバイスの機能が進化します。

都市部の交通機関やガス・電気・水道といった公共インフラなどを管理できるようになれば、不必要なエネルギー消費を抑えるなど、環境問題の解決にも役立つでしょう。

このように、私たちの暮らしを一変させる可能性のある5Gですが、コロナウイルスの感染拡大によって関連機器のテストや調達が遅れ、予測よりも浸透のスピードが鈍化しています。

それでも、IDC Japanが発表した国内5G通信サービスの市場予測によると、3年後の2024年には5Gネットワークの回線数は6024万回線に達し、国内モバイル通信サービス市場全体の26.5%を占めると試算されています。

1年もしないうちに、フル5Gとも言える5G SA(5G スタンドアローン)※ のサービスやデバイスが増加すると見られており、新たなサービスの導入に踏み切る企業が続出するとのこと。VR/ARの主要ベンダーは、2022年をターゲットに新規デバイスの開発を急いでいます。
(※5G SA: 4G LTEのコアネットワークを利用せずに単独で機能するためスタンドアローン(単独)と呼ばれる)

デジタルトランスフォーメーションの浸透スピードにも影響を与える5G。引き続き、その動向とインフラ・サービス関連のトピックスに注目していきます。

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