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ITトレンドレポート

チップやセンサーを埋め込む・飲み込む「インプランタブルデバイス」の世界

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「ウェアラブルデバイス」なら、ご存じの方も多いでしょう。Apple WatchやAmazon Alexa搭載のFitbit VERSA 2など、腕時計として使いながら心拍数計測や電子マネー決済などのアプリが使える「カラダに装着するコンピュータ」です。

では、「インプランタブルデバイス」といわれたら、いかがでしょうか。

スマートグラスやスマートトラッカーなどから1歩進んで、「体内に埋め込んだり、飲み込んだりして使うデバイス」。いえ、ホラーではありません。既に実用化されているものがあるのです。

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ソフトなネタから入りましょう。「スマートコンタクトレンズ」は、イメージが湧くのではないでしょうか。

目の健康状態を調べたり、AR(拡張現実)を映し出したりできるレンズで、「映し出されたカレンダーや時計などの画面を、目の動きだけでスクロールしたりタップしたりできる」ものもあるそうです。

ラブマシーン…いや、「ナノマシン」は聞いたこと、あります?

大きさは、米粒の10万分の1。血管に挿入してカラダじゅうを巡回させ、病気を検知するのはもちろん、可能な限り治療まで施してしまうという驚愕のデバイスです。例えば酸性の強いがん細胞なら、周囲よりpH値が低いのを検知すると、薬を放出するというわけです。

2019年5月に、東京大学未来ビジョン研究センターの片岡特任教授の研究グループが、膵臓がんや脳腫瘍などの難病に対して治療薬を送る「核酸医薬搭載ナノマシン」の開発に成功したと発表。実用化をめざして、研究を進めていると伝えられています。

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医薬品では、ひと足先に大塚製薬が、アメリカのプロテウス・デジタル・ヘルス社との共同研究によって、世界初のデジタルメディスン「エビリファイ マイサイト」を開発。

鬱病など精神疾患の治療に使われるこのチップ入り錠剤は、2017年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けています。

最後に紹介するのは、「マイクロチップ」です。ベルギーの企業が、数ミリの極小チップを従業員の手に埋め込み、ドアの開閉や勤怠管理に利用しているとのこと。

近い将来、ショッピングも飛行機に乗るのも手ブラでOKという時代が到来し、「昔、スマートフォンってあったよね?」「あのデカいヤツ?(笑)」などという会話がかわされるようになるのでしょう。

「バグったり障害が発生したらどうなるのか…」と考えてしまったあなた、システムエンジニアですね?それを解決するのは、「今の技術レベルでは想像できない画期的な何か」なのかもしれません。

恐るべし、インプランタブルデバイス。2020年の注目トレンドのひとつとなりそうです。

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