株式会社ソルクシーズで「パートナーロボット:unibo(ユニボ)」の「法人向け」(デベロッパーモデル)を購入したことから始まったこのシリーズ。「パートナーロボット」と名づけられている理由は、第1回の記事 をご覧ください。
ソルクシーズでは、デベロッパー(=開発者)モデルを購入したので、既存のシステムとつないでみたりして、uniboにお仕事をさせています。
今回は、勤務表の入力サポートをしてもらいましょう。
「働き方改革」の課題:長時間労働是正の方策として、当社も2016年9月からTeamSpiritの勤怠管理システムを導入し、きめ細かい勤務時間把握ができるようにしました。
通常の運用は、この読み取り機にIDカードをタッチすると、出社時刻・退社時刻が入力されるのですが、“カードをタッチ”の代わりに“ユニボに挨拶”したらデータが入力されるようにしてみました。
●勤務開始 ユニボに「おはよう」
手や顔を元気に動かして、明るく迎えてくれます。
TeamSpiritの勤怠管理システムのほうには、このように出社時刻が入力されます。
※ 入力画面(クリックで拡大します)
●勤務終了 ユニボに「さようなら」
バイバイ、と手をふって見送ってくれます。TeamSpiritの勤怠管理システムには、退社時刻が入力されます。
デベロッパーモデルを購入すると、「スキルクリエイター」という開発環境が使えます。これは、Node-RED※をユニボ用にカスタマイズしたツールです。
(※Node-RED:オンラインサービス、デバイスなどの機能をつなげてアプリケーションを作成していくプラットフォーム)
今回のお仕事をユニボに命令するNode-REDの処理はこんなかんじ。
※ 開発画面(クリックで拡大します)
ユニボに声かけをして勤務データを入力してもらうだけなら、ユニボの動作はいりませんが、“あいさつ”っぽくするために、顔や手を動かす処理をプラスしたのが“こだわり”です。
ユニボのお仕事ぶり、どうでしたか?今後も新しいお仕事を開発したら、またご紹介しますね。
【おまけ】 動画撮影NG集
今回の記事に挿入する動画撮影は、実は4度目のチャレンジで成功しました。
1度目は、ユニボの動作・撮影場所のライティングはバッチリだったのですが、再生してみたら「ディスプレイ(ユニボの顔)に指紋の跡が点々と。。。」。
日を改めて、ユニボの顔をしっかり拭いて臨んだ2度目は、撮影する部屋を1度目と変えてしまったため、ライティングに難あり。上を向いたユニボの顔に蛍光灯が写りこむという事態に。。。
「蛍光灯を消してみればいいんじゃない?」とやり直した3度目は「暗くてユニボがこちらの顔を認識できない!」
ふぅーっ。システム作るより、動画撮影するほうが難しい。。。