SIビジネスとストック型ビジネスの両輪で、安定した収益基盤を構築するソルクシーズグループ。専門性の高さを武器とする14のグループ企業が、DX・クラウド・FinTech・CASE・IoT・AIや、航空・宇宙・防衛・eスポーツなど、成長が見込める技術分野や事業領域で独自の事業を展開しています。
2024年12月期は人的投資・事業投資に注力しながらも、事業全体で旺盛な需要が続いたことで増収となり、過去最高の売上高で着地となりました。この記事では、ソルクシーズのグループ会社のなかから、2024年12月期の決算で増収増益となった成長企業の取り組みをレポートします。
最初に取り上げるのは、組込みソフトウェア開発現場のコンサルティングをメイン事業とする株式会社エクスモーションです。システム開発のフローの適正化・効率化や人材育成など、企業が抱える多様な課題に対応しており、自動車業界をはじめとする製造業のDX支援のノウハウ・実績があります。
前期の増収の要因は、コンサルタントの増員に加え、サービスの拡充に注力してきたことです。企業の人材育成やリスキリングを支援する「集合トレーニング」や、ソフトウェア開発のオンライン学習プラットフォーム「EurekaBox」は、順調に顧客を増やしています。
2024年11月にはソフトウェア開発の上流工程を支援する「CoBrain」の提供をスタートしました。生成AIを活用して、要求仕様書や要件定義書を添削するソリューションで、開発現場の業務負荷の軽減に貢献しています。
今後は「EurekaBox」との連携をさらに強化し、ソフトウェア開発人材の育成をトータルにサポートする体制を構築していきます。
株式会社Fleekdriveは、オンラインストレージ「Fleekdrive」やクラウド帳票サービス「Fleekform」など企業向けのソリューションを提供しています。
Fleekdriveはは、Selesforceとの連携やサービス提供事業者向けのAPI・OEM連携などにより、導入企業が増加しています。近年は、サービスの認知度向上をめざしてマーケティングに注力しており、顧客層の拡大が増収増益に寄与しています。
2025年4月には、Fleekdriveが「ITreview Grid Award 2025 Spring」のオンラインストレージ部門で「High Performer」を受賞しました。
「ITreview Grid Award」はレビュープラットフォーム「ITreView」に掲載されるB2B向けIT製品/SaaSのなかで、顧客満足度が特に高いサービスを表彰しており、Fleekdriveは今回で8期連続の選出となりました。
6年連続で過去最高利益を更新している株式会社イー・アイ・ソルの強みは、センサーやIoT技術を活用したサービスです。製造業をメインターゲットとする状態監視/予知保全システムは、豊富な導入実績があります。昨今は製造業の人手不足を背景に、テスト・検査などの自動化ニーズが拡大しており、売上を伸ばしています。
近年は、航空・宇宙・防衛領域(ADG)でも新たなソリューションを立ち上げています。2024年5月に米国で開催された米国NI主催のカンファレンス「NI Connnect 2024」では、成長率やNIが注力するADGへの売上貢献が評価され、Asia / Pacific(APAC)地域分門「Outstanding Contribution Award」を受賞しました。
APACの企業約300社のうち、日本企業の受賞はイー・アイ・ソルのみ。世界水準の技術力が評価されたことで、新領域における注目度が高まりつつあります。
以上、ソルクシーズグループの成長企業の取り組みを紹介しました。ソルクシーズグループは、さらなる事業拡大を推進すべく、新卒・中途の採用を積極的に行っており、DX人材や専門性が高い技術者の育成にも力を入れています。「技術力と実績のある成長企業で働きたい」という方は、各社の採用サイト・情報をご確認ください。
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