東京ビッグサイトで2022年4月6日から8日にかけて開催された『第31回 Japan IT Week【春】』に行ってきました。
以下12の専門展から構成されている日本最大のIT展示会です(公式サイトの説明より)。
第31回 ソフトウェア&アプリ開発 展【春】
第27回 セールスDX EXPO【春】
第25回 組込み/エッジ コンピューティング 展【春】
第24回 データセンター&ストレージ EXPO【春】
第19回 情報セキュリティEXPO【春】
第16回 Web & デジタル マーケティング EXPO【春】
第13回 クラウド業務改革 EXPO【春】
第11回 IoTソリューション 展【春】
第10回 次世代EC&店舗 EXPO【春】
第 5回 AI・業務自動化 展【春】
第 2回 システム運用自動化 展
第 1回 在宅・リモートワーク支援 EXPO
昨年は、3回目の緊急事態宣言で急きょ延期になったり、オンライン展示会も増えてきた中、「リアル展示会って、以前ほど混んでないのかな・・・」と思いつつ出かけましたが、最寄り駅からたくさんの人出でした。
開催場所である東京ビッグサイト・東ホールに着くと、各専門展の受付に列ができている箇所も多く、会場内で行きかう来場者も多め。
主催した「RX Japan株式会社」が発表した速報によると、3日間の合計来場者数は約4万人。開催が延期された昨年の同展示会の3日間合計来場者数(約13,000人)と比較すると、「コロナ禍を乗り越えてIT業界が元気を取り戻して来た!」というのを実感しました。
在宅勤務の急速な浸透により、Web会議やビジネスチャット、クラウドストレージなどを始めたとした業務改革をサポートするシステムの需要が高まったからかもしれません。本展示会でも、『在宅・リモートワーク支援 EXPO』が第 1回として開催されました。
また、『第 5回 AI・業務自動化 展【春】』では、「AI議事録」作成や「AIマニュアル」作成等のサービスが出展されていて、「ヒトが定型業務から解放されて、よりクリエイティブな仕事にシフトする流れが来ている」と感じました。
ここからは、訪問した中から2つのブースを紹介します。
●株式会社エクスモーション 出展ブース
ソルクシーズグループからは株式会社エクスモーションが『第26回 組込み/エッジ コンピューティング 展【春】』に出展しました。
自動車業界を始めとする製造業界に対して、組込み系ソフトウェア開発のコンサルティングを手がけるエクスモーションは、2020年の12月にエンジニアのスキルアップをサポートする「Eureka box(ユーリカボックス)」というサービスを開始しました(有料会員の登録は2021年1月より)。
エクスモーションが、コンサルティングで培ったノウハウを素材とした「コンテンツ提供型サービス」です。コンテンツで学習・演習を進めながら、わからないことが出てきたときはコミュニケーションスペースでコンサルタントに相談することもできます。
●メタバース特設コーナー
『第16回 Web & デジタル マーケティング EXPO【春】』会場では、【シーコン・メタバースEXPO 2022】の紹介記事を書いたことでご縁ができた「株式会社シャノン」※のブースにごあいさつに行きました。
※株式会社シャノンは、メタバース展示会システム【ZIKU】を提供している「株式会社ジクウ」の親会社です。
「株式会社シャノン(&株式会社ジクウ)」は、会場ブースとメタバース展示会、2本立てでの出展だそうです。会場に来られない方も、メタバースで展示を見たり、サービスの説明が受けられるということですね。
シャノンのみなさんには、とても歓迎していただき、可愛いノベルティをくださった上、お菓子のつかみ取りも「どうぞ」と勧めてくださいました(もちろんトライしました。笑)
お土産を手にして「そうそう、これがリアル展示会のいいところなんだよね」と思い出しました。モノをもらったから喜んでいるのではなく(それもありますが)、ノベルティに各社の工夫が見られたり、ビジネスの話以外のコミュニケーションで心を通わせたりできるところがリアル展示会の楽しみです。
メタバースについて紹介しているのに、リアル展示会のことを褒めてしまいましたね。しかし、リアルorメタバースのどちらか二択ではなくて、共存する時代に入ってきたのかな、と考えています。
それを証明するように、来年のJapan IT Week【春】(2023年4月5日~7日 予定)では、『メタバース活用 EXPO【春】』が第 1回として開催されます。展示会だけでないメタバースの活用方法を目にするのが今から楽しみです。