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『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』レビュー 【RULE02】ITプロジェクトは人選が運命を決める

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出版記念インタビューの記事※でご紹介した、ソルクシーズグループのITコンサルタントが執筆した【ユーザー企業側からみたITプロジェクトのノウハウ本】を編集部でも読んでみました。
※『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』出版記念インタビュー(20170411)【前編】
※『システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』出版記念インタビュー(20170411)【後編】
IFC本表紙
ボリューム満点のこの本は、「冒頭から全部通して読む」というより、目次※をみて
・今、取り組んでいるフェーズと対応する章を読む
・これから取り組むフェーズの準備として対応する章を読む
・自分が悩んでいる問題がキーワードになっている項を読む
というレファレンス的な使い方がお勧めです(もちろん読み通していただいてもいいわけですが)。
というわけで「菜緒さん」編集部では、Bossに「目次※を見て“これは!”っていう項(RULE)を選んで!」とお願いし、選ばれたRULEを編集長である私:れいが読んで紹介する、ということにしました。
※目次は、インフィニットコンサルティングの書籍紹介ページでご覧いただけます。
まずひとつめにBossが選んだRULEはコレ。
● RULE02 ITプロジェクトは人選が運命を決める
この項は、ITプロジェクトの人選に関して「システム部から人を出せばいいのでは?」という役員Aさんのセリフから始まります。
システムのことだからITに詳しい人が中心で、というよくある話。でも著者はここに失敗の可能性を示唆します。
注目すべきは、そのITプロジェクトの主目的。「IT機器入れ替え」というようなプロジェクトなら、システム部が主要メンバーでいいでしょう。しかし「業務システム」自体を構築するプロジェクトをシステム部メンバー中心で進めると、“業務(=現場)で使われないシステム”が出来上がるだけ、と著者は言います。
そして「プロジェクトメンバーの人選には“会社の本気度”が表れる」とこの項を結んでいます。会社を外側から見たコンサルタントだからこそよく見えるのかもしれません。
御社は“本気で”プロジェクトの人選をしていますか?

ライン パール
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『情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』(技術評論社) 4月11日 発売
●本に関する詳しい情報、およびご購入方法は「株式会社インフィニットコンサルティング」の書籍紹介ページでご確認いただけます。

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