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はばたけソルクシーズグループ

人事担当者が語る「株式会社エフが採用ブログで大事にしていること」【前編】

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「金融ITの異端児」「本当に使えるシステムを実現」。株式や債券、為替などを扱う金融業界の市場系システムの開発に特化してきた株式会社エフは、システムの運用に携わるエンドユーザーの視点に立った企画・設計・開発を展開しています。

「金融業界のシステムに関する知見と技術」「中小規模のプロジェクト専門」「上流工程に対応」など自社の強みとターゲットが明確で、システム開発のマーケットが厳しい時期も市場系専業で乗り切ってきたエフ社は、2024年7月にソルクシーズのグループ会社になりました。

銀行、証券、資産運用会社など幅広い顧客層を持つソルクシーズと、市場系のフロントシステム・ミドルシステムの上流工程から保守・運用までをカバーできるエフ社の連携によって、双方の顧客層とサービスの拡大が見込めるというのが子会社化の狙いです。

創業から23年、順調に事業を展開してきたエフ社ですが、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーの採用と育成は大きな課題でした。金融業界のシステムに精通する人材を育てなければ、事業は広がりません。

エンドユーザーのニーズを把握し、上流工程から関われる技術者やリーダー、マネージャーになれる人材の条件として最も重要なのは、金融のビジネスや仕組みに興味があること。スぺシャリストが多数活躍しており、人材育成のノウハウがあるエフ社といえども、お客様の信頼を得られるエンジニアを育てるとなると数年かかります。

顧客層を拡大すべく、採用を強化しようとしていたエフ社にTさんが入社したのは、2017年の7月でした。保険業界の人事として経験を積んだ後、海外で数年を過ごし、子育てしながら働ける会社を探していたTさんは、当初は短時間勤務だったそうです。

現在は採用と研修を担当しています。採用ブログに関わるようになったのは、3年めになってからですね。文章を書くことに自信がなかったので、最初は不安のほうが大きかったのですが、学生のみなさんや他社のエンジニアの方々に会社の雰囲気をわかってもらいたいという思いで続けています

就職活動をしている学生のみなさんをはじめ、ターゲットとなる人たちがどんな情報を求めているのかを考えながら、テーマを決めているとのこと。担当になったばかりの頃は、試行錯誤しながら自分で書いていたのですが、続けていくうちに社員に書いてもらう記事が増えてきたといいます。

採用の業務が忙しくなり、ひとりで続けていくのは難しくなったときに、システム開発に携わっている社員に依頼してみようと思い立ちました。人事の目線でキャリアや制度について紹介するだけだと、テーマの範囲が狭くなりがちですが、システム開発の現場で働いている社員が加わると、多様な視点からの記事を配信できるようになります

就職しようとしている学生や、転職を検討しているエンジニアのニーズが高い「求める人物像」「部署の紹介」「今井社長のメッセージ」などを押さえつつ、カレー部やヨガ部など社内のユニークな部活動やイベントなども紹介するようにしています。

会社の雰囲気や社員の人となりが伝わる記事は、安心感につながりますよね。昨年は、採用の面接官に記事を書いてもらいました。いざ面接となると、どんな人と会うのかわからず緊張してしまう人もいるでしょう。こんなブログを書いている人だとわかるだけで、落ち着いて面接に臨んでもらえるということもあると思います

金融ITというと堅い会社というイメージを持っていて、敬遠しがちな学生さんもいるかなと思います。実際には、さまざまな個性の社員がいて多趣味だったり、職場の雰囲気はなじみやすかったりすることも伝えていければ、より多くの人に興味をもってもらえるのではないかと考えています

採用ブログを運営している人事担当者のなかには、「どんな記事がいいのかわからない」「続けていくのが大変」と悩んでいる方もいるでしょう。【後編】では、Tさんがブログを継続していくうえでの悩みや、工夫していることを紹介します。

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