デジタルトランスフォーメーション、セキュリティ、AI、5G、fintech…さまざまな業界・領域でデジタル化が推進されるなかで、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニアのニーズは急速に高まっているといわれています。
銀行や証券、クレジットなど金融系のお客様をはじめとする企業に対してシステム開発・保守・運用のサービスを提供しながら、ストックビジネスを拡大しているソルクシーズも、積極的にIT人材を採用している企業のひとつです。
今回の「部長が語る求める人材」に登場するのは、クラウド第二SI部の滝川部長。コロナウイルス感染拡大以降、一気にテレワークの導入が進んだソルクシーズですが、滝川部長は「今まで以上に、コミュニケーション力の重要性が高まっている」と捉えているようです
「学生時代に理系だったかどうかよりも、コミュニケーションをとれるかどうかのほうが大事だと思います。テレワークになり、内向きで悩んでいる人をキャッチアップするのが難しくなったのは事実です。自発的に聞いてくる人、社交的な人のほうが早く仕事を覚えられるでしょう」
新人研修や座学のプログラムだけで、仕事の進め方まで身に付けるのは難しいという滝川部長。「現場でやりとりしながら学ぶことのほうが多いので、“教えてもらって覚える力”も新人のうちには大事ですね」。
従来は、人と話すのは苦手だけど技術は確かというタイプも重宝されていたのですが、今は上司や先輩をうまく巻き込みながら、ノウハウを蓄積できる人材はひとり立ちが早いそうです。
「プログラムを作っているうちに、のめり込んじゃう人も多いけど、ひとりで抱え込むとただ大変なだけです。コミュニケーションに加えて、メンタルの耐性も必要ですよね。
チームのメンバーとしっかり話せる人は、お客様ともうまくコミュニケーションできるようになるでしょう。先方の意向や要望を引き出せる社員をみると、いろいろまかせられるなと思います」
コロナ禍に突入してから入社した社員は、トレーナーのもとで順調に成長しているものの、お客様と話せるレベルには至っていないと語る滝川部長。「明るくて、お客様に好かれるというのも重要なポイント」だそうで、ポジティブに取り組める人ならどんどん活躍できる仕事だといいます。
新卒社員の話が一段落し、「そうはいっても中途採用となると、やはり即戦力でスキルレベルが高いほうがいいのでは?」と聞かれた滝川部長は、どんな言葉を返したのでしょうか。
次回の後編は、即戦力採用で求める人物像について紹介します。