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ITエンジニアのお仕事&キャリア

生成AIの浸透でエンジニアの採用が変わる ①求められる人物像と評価されるスキル

ITエンジニアのお仕事&キャリア

生成AIやAIエージェントの登場により、プログラミングやバグの検出・修正など、下流工程の業務効率化・自動化が進むといわれています。

ファインディ株式会社がIT/Webエンジニアを社内に抱える企業に対して実施した調査(※1)では、AI活用が進むなかでのエンジニアの採用要件が「既に変わっている」「確実に変わると思う」「恐らく変わると思う」と回答した企業を合わせると70.2%となり、かなりの割合を占めています。

今後のシステムエンジニアやインフラエンジニアに必要とされるスキル・志向は、どのように変わっていくのでしょうか。この記事では2回にわたり、生成AIの浸透によるエンジニア採用の変化を紹介していきます。

1回めで取り上げるのは、今後のエンジニアに求められる人物像と評価されるスキルです。生成AI以後のIT業界では、AIが代替できない領域のニーズが広がる可能性が高まっていくでしょう。

例えば要件定義や設計などの上流工程は、AIの活用がまだまだ部分的です。特にクライアントの依頼内容に関する複雑な文脈の理解は、AIによる代替が難しい領域のひとつです。

クライアントのニーズに寄り添ったシステムを設計するためには、ヒアリングした課題や依頼内容を表面的に受け取るだけでは不十分なケースが大半です。

多くの場合、根本的な課題解決のためにはクライアントが言語化できていない課題を発見したり、より効果的なシステムの可能性を追求したり、エンジニア側から能動的に提案していく姿勢・スキルが必要です。

そのため上流工程の経験があり、傾聴力、論理的思考力、課題解決力に優れたエンジニアの市場価値は、今後ますます上昇していくと考えられます。

クライアントへの最適な提案のためには、ビジネスモデルやフローに関する知識やノウハウも重要です。金融・医療・製造業・物流・小売など、あらゆる業界でDXが推進されている昨今は、特定分野に特化した専門的な知見や開発経験のニーズが高まっています。業界固有の課題・ワークフローを理解し、かゆいところに手が届くシステムを開発できると、差別化を図れるでしょう。

ヒューマンスキルも、AIでは代用できない領域です。システム開発の現場では、多様な立場の人が関わり、認識のすり合わせや意見交換を行うシーンがあります。プロジェクトを円滑に運用するためには、クライアントはもちろん、社内のチームメンバー、パートナーとの信頼関係の構築や感情面の共感・フォローも必要です。

そのためコミュニケーション能力やリーダーシップ、マネジメントスキル、リレーションシップを備えたエンジニアの存在が欠かせません。

顧客志向も、エンジニアに求められる重要な資質となります。エンジニアが課題解決のために尽力しようとする姿勢や誠意は、クライアントにも伝わるものです。「またこの人にお願いしたい」と思ってもらえるエンジニアは、AIによる効率化や自動化が進んでも重宝されるでしょう。

今回は、これからのエンジニアに求められる人物像と評価されるスキルを紹介しました。生成AIやAIエージェントの浸透によって、プログラミングやテストなどの業務が人間の手から離れれば、ヒューマンスキルの比重が高まります。

DX支援や業界特化のサービス開発に注力しているソルクシーズグループも、コミュニケーション力や顧客志向、リーダーシップがあるエンジニアやリーダー候補の採用を強化しています。

ソルクシーズグループは、金融、通信、官公庁、自動車、製造、医療など幅広い業界の企業に多様なサービスを提供しており、上流工程からシステム開発に携わることで「ビジネススキル」「専門的な知見」「人間力」を身につけることができます。

最先端の技術を習得できるeラーニングの充実化や、ナレッジ共有を推進する社内システム「SOLXYZ Assistant」の開発などによって、知識の向上やスキルアップをサポート。学習意欲が高く、チームプレー志向がある技術者が成長できる環境を構築しています。

AIには代替できない人材として、IT業界でキャリアアップをめざしたい人は、ソルクシーズの採用情報をご確認ください。次回は、未経験からエンジニアをめざす際に必要なスキル・知見を紹介していきます。

※ 1
ファインディ株式会社調べ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000045379.html

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