年のソルクシーズ・グループの新人研修は、「リモート研修」「集合研修」のハイブリッド形式で行いました。
具体的には、
・4~5月:ZoomやSlackを活用して、リモートで技術研修
・6月:出社組と自宅組に分かれて、グループワーク形式の補習。第1回成果発表会
・7月:3密対策を施した講義室に【全員】出社して、2回目のグループワークと成果発表会
というスケジュールで実施。
そのうち「リモート研修」期間の新人たちの様子や感想は「コロナ時代の新人研修 いかがでした?受講者側から結果発表!」でお伝えしています。
この記事では、「リモート研修」「集合(対面)研修」の両方を比較してどうでしたか?というインタビューに回答してもらったコメントを紹介していきます。
インタビューに答えてくれたのは、未経験からSEを志し入社したRさんとMさん。「研修の理解度」という点では、やはり連年通りの「集合研修」に軍配が上がったようです。
6月の補習開始時に研修担当から「出社することに抵抗はないですか?」と確認され「行きます!」と速答したRさんは
「集合研修に参加して理解度が深まりました。ひとつ質問したらすぐ答えが返ってくるし、コミュ二ケーションの齟齬が起こりづらいので、そのぶん多くのことが聞けました」
と言っています。
最初は自宅から参加していたMさんは「未経験だからやっぱり出社させてください!」と申し出て、6月の途中から集合研修に合流しました。その結果「理解度はダンゼン上がったので助かりました」とのこと。
リモートだと十分に理解度が上がらない理由は、コミュニケーションの効率にあったようです。
「Zoomだとわからないところが出てきたとき、その内容をすべて言葉で説明しなきゃいけなくて大変でした。集合研修になると、同じテキストを物理的に共有できるから“ここなんだけど”と見せながら話せるので断然早いな、と思いました」(Mさん)
「集合研修では、研修仲間にも気軽に質問できて協力し合えた。同じ演習問題を見ながら“ここらへんはどうやったの?”と聞けました」(Rさん)
リモート研修では苦労が多かった中でも、それぞれ工夫して効果を上げる努力をしたそうです。
「研修内容に関して不満はありません。未経験だった自分にとってはすべてプラスのことしかないです。
入社前には、研修は講義と演習が多いと聞いていて、リモートになってビックリしたけれども、“郷に入っては郷に従え”で対応しました。人に会えないのでちょっと孤独も感じたけど、そんなときは趣味の筋トレをしてストレスを発散して乗り切りました。
リモート研修期間は、通勤時間がないぶん時間がたくさんあったので、みっちり学べてよかったなぁ、と思いました」(Rさん)
「平日は、その日に習ったプログラムコードを打ち直して復習していました。土日はメンターが勧めてくれた参考書『よくわかるシリーズ』を使って勉強しました」(Mさん)
メンター、、、? はて、メンターって何(誰)ですか?
新入社員をざっくり分けると、理系(プログラミング経験者)と文系(未経験者)がいます。最初はどうしてもプログラミング・スキルに差が出るので、同期の中でも経験者はメンターとして、未経験者のサポートを担当していたのです。
「メンターのSくんには本当に助けてもらいました。講師の方には、“忙しいかな”と思って遠慮しちゃうときもありましたが、同期のメンターになら聞きやすいし、同じ問題に取り組んでいるので、疑問も察してくれてピンポイントで教えてくれました。
一方、講師の方は経験が豊富なので、+αの知識も含めて幅広く指導していただきました」(Mさん)
ムードメーカーを自認するRさんは、集合研修で同期と会えるようになった喜びを感じたそうです。
「集合研修になってから一緒にお昼を買いに行ったことすら楽しかったです。自分は服が好きなので、おススメの店に一緒に買い物に行ったり、、、。コロナのせいで普通のことができなかったので会えてうれしかった」
リモートでは同期と仲良くなりづらかったかな、という心配には、ちょっとうれしいこんなコメントも。
「最初はリモートだと仲良くなりづらいかな、と思ったけど意外と関係を作ることができました。Zoomでもけっこう日常的な会話もできて、メンターとは1対1で話すこともありました。Zoomだと名前が表示されるので、顔と名前を覚えやすいですね(笑)
リモート講義の休憩時間に、マイクを切り忘れて鼻歌を歌ってたのが聞こえちゃってた時は恥ずかしかったけど、みんな笑ってくれて雰囲気がいいな、と思いました。みんなのいろんな“切り忘れ”の音が聞こえて楽しかったです。ときおりペットの声が聞こえたり…」(Mさん)
入社後いきなりリモートワーク(研修)を経験した新世代は、未来を見据えてこんな前向きなコメントをくれました。
「今後は仕事でもリモートというのは増えていくのかな、と予想しているので、先取りでいい経験ができた、と思っています」(Mさん)
今後は何を特に頑張っていきたい?という質問には
「もっともっと技術を身につけて、ひとり立ちできるところまで伸ばしたい。後輩が出来たらフランクに接したいし、自分の強みであるコミュケーションスキルを生かして活躍したい」(Rさん)
「まずはコードがしっかりかけるようになりたい。将来OJT担当になったら、自分の経験も踏まえて後輩に教えたい」(Mさん)
と答えてくれました。
「頼りになる」って言われたい、というのは二人とも共通の目標のようです。
その日が来るのを楽しみにしていますよ。ソルクシーズにとって大きなチャレンジだったこの研修期間を乗り切ったみなさんなら、これからも環境に対応して成長していけるはずです。